派遣社員の福利厚生は手薄って本当?お給料以外のサービスも調べて賢く選ぼう

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2019年12月03日


派遣社員と聞くと、多くの人は正社員と比べて福利厚生が手薄だというイメージを持つのではないでしょうか。確かに、そういった一面があったのは確かです。しかし、その一方で、近年では法整備なども進み派遣社員の福利厚生が正社員並みに整っている派遣会社も増えてきています。そこで今回は、派遣社員が受けられる福利厚生と福利厚生の手厚い派遣会社の選び方などについて説明します。

目次

派遣社員が受けられる福利厚生とは?

かつての福利厚生は正社員のための制度だといっても過言ではありませんでした。しかし、2004年の労働法の改定の際に「派遣労働者の福利厚生等にかかる均衡配慮」という項目が新設されたことによって、派遣社員も福利厚生を受けやすくなったのです。ただ、福利厚生にもいろいろあるため、具体的な内容が気になるところです。その疑問を解消するために、ここでは登録する派遣会社に関係なく一定の条件を満たすことで受けられる福利厚生について紹介していきます。

社会保険

福利厚生の中で特に重要度が高いとされているのが社会保険です。社会保険とは、複数の保険をひとまとめにしたものの総称であり、その中に含まれる保険としては「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「雇用保険」などが挙げられます。これらの保険は労働者を守るために極めて重要なものです。しかし、以前は正社員でなければなかなか加入できないのが実情でした。そこで、2016年10月に社会保険制度の改定が行われ、一定の条件を満たせば派遣社員でも社会保険の加入が可能になったのです。

その条件は大きく2つに分かれています。まず、「適用事業所に勤める従業員であり、健康保険は75歳未満、厚生年金保険は70歳未満であること」「1週間の所定労働時間と1カ月の所定労働日数が、一般社員の4分の3以上あること」という前提条件を満たす必要があります。そのうえで、「社会保険の対象となる従業員が501人以上の事業所に勤務していること」「月給8万8000円(年収106万円)以上」「所定労働時間が週20時間を超えていること」「1年以上継続して適用事務所に勤務している(もしくは勤務する予定)」「学生でないこと」という条件をすべて満たせば社会保険への加入が可能となるわけです。

また、これらの条件を満たしていない事業所でも月給10万8000円(年収130万円)以上になると加入することが可能となります。ただし、雇用先の派遣会社によっては年収130万円を超えても社会保険に加入出来ない場合もあるので、事前に派遣会社の社会保険加入条件を確認しておくことが大切です。

健康診断

企業は安全衛生法に基づき、すべての社員に対して安全衛生や健康面に関する法的責任を負っています。そのため、年に一度は医師による健康診断を実施しなければならないのです。そして、その中には、当然、派遣社員も含まれています。ただ、すべての派遣社員が健康診断を受ける権利を得られるわけではないので注意が必要です。まず、企業に雇用されていることが最低条件です。派遣会社に登録しているだけで、まだ働いていないという場合は基本的に健康診断を受けることはできません。また、派遣先で働いている場合でも、一定の基準をクリアする必要があります。これは「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 第45条」によって定められています。

それでは、一定の基準というのはどのようなものなのかというと、実は明確には決められていないのです。実際の基準は各派遣会社によって個別に定められているため、登録をする前にその内容を確認することが重要になってきます。ちなみに、一例を挙げるとすれば、「就業期間が半年以上で週40時間以上勤務している者」「就業期間が1年を経過した者」などといった感じです。

有給休暇

有給休暇は正式名称を「年次有給休暇」といい、一定の日数までなら仕事を休んでも休暇分の給料が支払われる制度を指します。この制度は正社員だけしか利用できないと思われがちですが、実際はそんなことはありません。一定の要件さえ満たせば、派遣社員はもちろん、アルバイトやパートであっても有給休暇の取得は原則可能なのです。それは、労働基準法第39条に定められており、会社には一定の要件に該当した労働者に有給休暇を取得させる義務があるとしています。しかも、有給休暇の取得には使用者側の承認は不要であり、利用の目的に制限は一切ありません。

ちなみに、有給休暇を取得する要件というのは、雇用半年後の時点で欠勤が2割未満であることです。これをクリアすれば、それからは毎年、勤務日数などから算出した日数分だけ、有給休暇が付与されます。その日数は毎年増えていき、最終的には最大で年間20日休めるようになります。

派遣会社によって異なる福利厚生とは?

ここまで説明してきた福利厚生はどの派遣会社でも得られる派遣社員の基本的な権利ですが、会社によってはそれ以外にも独自の福利厚生を行っているところも少なくありません。そこで、数ある独自サービスの中から代表的なものをいくつか紹介していきます。

レジャーランドや旅行の割引優待

派遣会社の多くは社員の満足度向上のために、独自の福利厚生サービスを導入しています。その中でも、高い人気を誇っているのがレジャーランドや旅行などの割引優待制度です。具体的なシステムとしては、会員登録をすることで旅行やレンタカーの使用、あるいは映画やレジャーなどの際に、利用料が割引になるという形になります。また、休日を対象としているもの以外にも、フィットネスクラブやスポーツクラブの利用が特別価格になるなど、日常的に使えるサービスも多くあります。

教育プログラムや資格取得支援

レジャーや旅行以外では、教育プログラムや資格取得支援といった、キャリア形成に関わる事柄に力を入れている派遣会社もあります。たとえば、資格取得を目指す場合には参考書の購入費を補助したり、合格した際には一時金が出たりする制度等を設け、働くスタッフのキャリア形成に寄与する制度としてこうした福利厚生を整備している派遣会社もあります。

私達トライアローでは、現在、働く皆さんがより安心して暮らしていただけるよう、福利厚生サービスを拡充中です。上記でご紹介したレジャーやスキルアップの福利厚生サービスは当然完備していますが、より普遍性の高い教育プログラムにも力を入れており、マネージャー研修やアンガーマネジメント研修等と言った近年人気が高いビジネスコミュニケーションのセミナーなども開催しています。

派遣会社は福利厚生にも注目してみよう!

派遣社員の福利厚生は昔と比べてかなり充実してきましたが、具体的な内容はというと、派遣会社によってさまざまです。その中でも、スキルアップを狙うなら、教育プログラムや資格取得支援が充実しているところを選ぶのが賢明だといえます。特に、エンジニアの派遣会社を探している人や乗り換えを考えている人は私たちトライアローでお仕事を探してみてはいかがでしょうか。

お仕事をお探しの方

トライアローでは、長期的なスキルアップが目指せる技術系のお仕事や、それに関連する資格取得支援なども行っています。初心者歓迎のお仕事から高待遇の経験者向けのお仕事まで、幅広いジャンルのお仕事をご用意しています。

「どんな仕事を向いてるのか相談したい」という方は、まずはご登録の上、お気軽にご相談ください。キャリアプランを一緒に考えていきましょう。