派遣の仕事がつらい、辞めたい…その原因、実は派遣会社かも!?派遣会社を変えたい時の対処法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年04月21日


派遣で働く皆さんの多くが、「仕事が合わない」「辞めたい」と感じてしまったことがあるのではないでしょうか。そんなときは、派遣先はもちろんのこと、実は派遣会社が自分に合っていないことも考えられます。つらい、合わないと感じながら継続して働き続けてもストレスが溜まり、精神的な負担が増してしまいます。

この記事では、派遣の仕事がつらいと思う理由や合わない派遣先を紹介されてしまう原因、自分らしく働ける派遣会社の選び方などをご紹介して行きます。

目次

派遣を辞めたいと思う理由とは?

派遣社員として働く中で、仕事を辞めたいと感じてしまうこともあると思います。
しかし、衝動的な行動を取るのは得策ではありません。時間をかけて職場に馴染んでいくことで、当初は見えなかったその職場の魅力を発見することもあります。日々の仕事の中にも、新しい発見や経験になることもあります。働く期間が予め決まっていると気も楽になりますし、その期間を決めることができるのも、派遣社員として働くメリットのひとつといえるでしょう。

理由として上位にあがるものと対処法を紹介いたします。

よくある退職理由の例と対処法

仕事内容が想像とは異なっていた

派遣元企業(担当営業)に相談しましょう。
契約と業務内容が大幅に違う場合は対応してくれるケースがほとんどです。
仕事量が想定より多かった場合なども、改善のために派遣先へ働きかけられるケースもあります。

スキルが不足していた

スキル面で仕事についていけない場合、派遣元企業(担当営業)に相談しつつ、しばらく様子を見てみることがおすすめです。
働き始めてから日が浅く、まだ慣れていないだけのこともあります。元々勤務をしていた社員の方のレベルが高いと不安を抱えることもあるかもしれませんが、スキル不足の場合は派遣先企業から契約更新なしの連絡があります。派遣先から継続の意向があるのであれば、スキル面は問題ないと判断されている可能性が高いので慣れるまで考えるのも良いと思います。

職場の雰囲気や人間関係に悩んでしまった

パワハラを受けたなどの場合は、派遣元企業(担当営業)に相談してみましょう。
人間関係は相談しにくい内容の一つかもしれませんが、相談することで周囲の方も同じように思っていたことなどが発覚し、解決につながることもあります。

待遇(給料)に不満がある

派遣社員は交渉のタイミングや仕方次第では、時給が上がることもあります。まずは派遣元企業(担当営業)に相談してみましょう。
相談の時にはコツもいくつかあります。コツについて解説している記事もあるので参考にしてみてください。

プライベートの事情

・家族の病気・介護などで仕事を続けられなくなった
・体調を崩し仕事を続けられなくなった
・家庭の都合などで引っ越しが決まった 等
これらのプライベートな事情は、相談では話が進まないケースがほとんどですので担当営業へ速やかに連絡しましょう。早めに派遣元企業(担当営業)へ伝えておくと、企業も後任探しに動けるのでスムーズに運びやすいです。

派遣先が合わないときの対処法

派遣会社に相談

働いている職場の仕事が合わないと感じた時は、まずは派遣会社の担当者に相談してみましょう。職場に問題があるケースも多く、派遣会社を通して派遣先企業にその旨を伝えることで、派遣先企業としても職場環境改善の機会になることもあります。
また、それでも合わなくて辞めたい場合も、ブランクを空けずにうまく次の仕事を紹介してもらえるかもしれません。

気になることがあった際にすぐに相談できる人が近くにいるのも派遣社員として働くメリットのひとつなので、ぜひ遠慮せずに担当に相談してみましょう。
相談方法は電話やメールなど連絡しやすい方法で大丈夫です。まずは悩み相談からでも担当の方は快く話を聞いてくれます。

派遣会社を変える

働いている会社が合わないと感じたときは、派遣会社を変えることも検討してみましょう。
一口に派遣会社と言っても、実は特定の業界や職種を得意とする派遣会社や、福利厚生等と言ったオプションサービスが売りの会社、派遣社員同士の交流に力を入れている会社など、派遣会社にも様々な個性があります。

自分が求める働き方と、その派遣会社が理想とする働き方が違ったり、自分の得意な業界や職種に、その派遣会社があまり詳しくなかったりするケースもあり得ます。

資格取得支援やスキルアップセミナーに力を入れている派遣会社や、産休や育休制度、有給休暇の取りやすさなど、働きやすさにこだわった派遣会社など、様々な特徴を持った派遣会社があります。ご自身の理想とする働き方を考えた上で、改めて派遣会社の変更を検討してみるのも良いかもしれません。

「それでも辞めたい!」そんなときに取ってはいけない行動4選

(1)辞めたい旨は、まず派遣会社に

仕事を辞めたいときは、雇用主となっている会社に直接その旨を伝える必要があります。派遣社員の雇用主は派遣会社となりますので、毎日出勤している派遣先ではなく、まずは派遣会社の担当に相談してみましょう。

この順番を誤り、派遣先に先に辞めたい旨を伝えてしまうと、本来は派遣会社が間に入れば解決していたかもしれない問題も解決される機会がなくなり、派遣先企業にとっても、ご自身にとってもあまり良い結果とはなりません。派遣先が「派遣会社からはそんなこと聞いていない」とトラブルに発展してしまうリスクもあります。

ご自身では直接派遣先には言いづらいことを、派遣会社が代わりに伝えてくれるのも派遣で働くメリットなので、気がかりなことがある場合はまず派遣会社の担当者に相談してみてください。

(2)身体や精神に支障を来たしたら我慢せずに

また、身体的・精神的な理由で辞めたい場合は、我慢して働き続けないようにしましょう。ストレスによって引き起こされた心身の不調は、回復までに時間がかかる傾向もあります。

心身の不調を感じたら医療機関等にかかることはもちろんですが、その兆候を感じた時に近くに相談できる人がいるのも、派遣社員として働くことのメリットのひとつです。就労時間を短くしてもらったり、場合によっては派遣先を変えてもらったりすることもできますので、まずは派遣会社の担当に相談してみましょう。

派遣会社によっては産業医によるカウンセリングや医療機関の紹介等といった福利厚生サービスを設けているところもありますので、これから派遣会社を選ぼうとしている方は、そういった点も派遣会社を選ぶ基準にしても良いでしょう。

(3)無断欠勤はしない

退職を伝えることは少し勇気が必要なことだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、無断欠勤はしてはいけません。
派遣元企業・派遣先企業に迷惑をかけるだけでなく、双方からの評価も悪くなり、他の案件の紹介をしてもらえなくなる可能性があります。
今後何かの機会で派遣元企業や派遣先企業、その関連会社と仕事をすることもあるかもしれませんので、評価を下げてしまう無断欠勤や音信不通はやめましょう。

(4)嘘の理由で退職意向を伝えるのはNG

退職意向を伝える場合、退職理由を作り話で話す人もいらっしゃいますが、これはお勧めしません。実はご自身にとってもデメリットのある話なのです。
嘘の退職理由は、おそらく仕事を続けることが困難になるような理由である「転居」や「家族の不幸」等が多いと思いますが、その理由の場合、同じ派遣元会社から次の案件を案内してもらうことは困難になります。
そのため別の派遣会社を登録するという手間が発生し、さらに新たな派遣会社が自分に合わない可能性もあります。また、今後ネットで見かけた良さそうな案件が、嘘をついて辞めた派遣会社の場合、応募も困難になってしまいます。
自分自身に損の無いように、嘘の理由を話すことはやめましょう。

辞める意思を伝えるタイミング

実際に派遣を辞めるには、どのタイミングで伝えるべきでしょうか。最もスムーズに話が進みやすいのは、契約を更新するタイミングです。有期雇用の派遣社員は雇用期間が決まっているため、契約更新があります。更新の時期に伝えることがベストです。
しかし、転居などやむを得ない事情で契約期間中に辞めなければならないこともあると思います。その場合は、退職したい時期の1か月前までに伝えるようにしましょう。
退職となる場合、企業は業務の引継ぎや次の人材補充が必要となります。その期間として、最低限1か月前はみるようにすると円満な退職がしやすいです。

ただ、自己都合による期間途中の退職の場合、退職の意を2週間前~1ヶ月程度前に申し出るよう就労規則に記載していることが多いのですが、こちらは正社員(無期契約)として働いている人に限ったことが多いので注意しましょう。期間の定めのある派遣社員の場合、原則的に期間満了まで働くことを前提にしていることが多いため、一度就労規則を確認してみてください。
また、現在は派遣社員として同じ職場・部署で働ける期間は法的に3年間と決められています。まずはご自身の契約満了がいつかも把握しておきましょう。

派遣を辞めたら後悔する?大切なポイント

次のお仕事をどうするか決める

一旦仕事自体を辞めるのか、同じ派遣会社から別の案件を紹介してもらうのか、違う派遣会社を探すのか、仕事を探すのであればどういう条件で探すのかなどを考えておきましょう。
場合によっては、スムーズに次の仕事が決まらず離職期間が出来てしまう可能性もあります。
予め方針を決めたうえでの退職をお勧めします。

失業保険について確認する

派遣社員も条件を満たせば失業保険(失業手当)を受給することが出来ます。お金は生活において欠かせないものですので、条件を満たすかどうか確認しましょう。

社会保険の切り替えを確認

退職後、次の仕事が決まっていない場合には国民健康保険への加入手続きが必要です。
手続きを忘れないように、事前に確認しておきましょう。

自分らしく働くための派遣会社の選び方

自分らしく働ける派遣会社を見つけるには、まず自分の得意分野や希望する業種・職種をはっきりさせてみましょう。自分の得意分野に関しては、これまでの経験や実績、取得している資格などを思い出してみてください。

中でも、資格は持っているだけで紹介してもらえる仕事の幅が大きく広がることもあります。また、その派遣会社の得意分野や研修制度、福利厚生などに関しても事前に調べておくことが大切です。福利厚生を売りにしている会社であれば、それをモチベーションに働けたり、いざというときは会社の制度に助けてもらったりできます。資格取得支援制度や研修制度が充実した会社であれば、長期的なキャリアを相談しながら働ける環境でしょう。

ですので、早く働きたいからといって、一切派遣会社のリサーチをせずに登録してしまわないようにしましょう。その場合、自分の得意な分野や希望している待遇などがマッチせず、すぐに辞めてしまうことに繋がる可能性もあります。

今回のまとめ

働くのがつらいと感じている職場に毎日通うのは、過度なストレスの原因になります。自分はどのような働き方をしたいのか?どういった分野の経験や知識があるのか?を一度よく考えてみて、それにマッチした派遣会社を探してみましょう。

私たちトライアローは、主にIT、建設、通信系の分野と言った技術系のお仕事を得意とする派遣会社です。資格取得支援制度が充実しているのも技術系のお仕事に強い派遣会社ならでは。皆さんに長く安心して働いていただけるよう、研修プログラムの充実化にも力を入れています。
派遣会社選びに迷っている方や、現在の派遣会社に不満を抱いている方は、ぜひトライアローへのご登録を検討してみてはいかがでしょうか?

お仕事をお探しの方

トライアローは、全国の主要都市に拠点があります。自分の住む街の近くで働きたいという皆さんはもちろん、UターンやIターンをご希望の方もお気軽にご相談ください。

「自分の経験でできる仕事が知りたい」「どんな仕事に向いてるの?」…まずは相談してみたい、という方も、お気軽にご登録ください。


オススメ記事

同じ派遣先でも時給アップは可能!?派遣会社との交渉のコツを伝授

派遣社員はボーナスが出ない?賞与がもらえる2つのケースを紹介