受講から就職までの具体的な流れは以下のとおりです。
- 申し込み
- 受講開始
- スキル習得
- 就職支援
- 面接・内定
それぞれについて、詳しく解説します。
申し込み
まずは最寄りのハローワークや自治体の職業訓練窓口、または訓練を委託されているスクールの募集要項をチェックします。申し込みには居住地や雇用保険の受給状況などの条件が必要になる場合があるため、自分の状況を確認しながら手続きを進めることが大切です。応募書類や説明会への参加などが求められるケースもあるので、余裕を持って準備しておくとスムーズです。
受講開始
受講が決まったら、指定の日時に通学またはオンラインでの授業に参加し、最初のオリエンテーションを受けます。ここでスケジュールの詳細や使用するテキスト、ソフトのバージョンなどが明確に示されるため、不明点があれば早めに質問して解決しておきましょう。特にソフトのインストール方法やパソコンのスペックなどは授業前に整えておくと学びやすくなります。
スキル習得
カリキュラムが始まると、CADソフトの基本操作からはじまり、実際の図面を引きながら演習を重ねていくことになります。最初は操作に慣れるために小さな図面やパーツを作図することが多いですが、回数を重ねるごとに複雑な設計や3Dモデリングへと進んでいくイメージです。もしわからない箇所や自分のペースに合わない部分があれば、その都度講師に相談しながら進めることで、理解不足を抱えたまま次のステップへ進まないようにしましょう。
また、ソフトによってはYouTube等の動画サイトに操作解説の動画が多く上がっています。これらを活用し、分からない箇所や応用の勉強を自分で進めるとより良いでしょう。
就職支援
学習中からハローワークやスクールの就職支援が動き出し、履歴書や職務経歴書の書き方、面接でのアピールポイントなどを指導してくれることが一般的です。CADの経験を強みにできる企業の求人情報を紹介してくれる場合もあるので、自分の希望と合致する職場があれば積極的に応募してみましょう。職業訓練では、クラスメイト同士の情報交換で有益な求人を知るケースもありますから、コミュニケーションを取ることも大切です。
もちろん、スクールやハローワーク以外で就職活動をしても問題ありません。CADオペレーター未経験からの第一歩として、派遣での仕事を選ばれる方も多いです。
派遣と聞くと不安定なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、予め期間を決めて働くことができるので、未経験業界への転職にはとてもオススメな働き方です。職場が合わない場合には別の職場のお仕事を派遣会社から紹介してもらうことが可能ですので、メリットも多い働き方です。
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面接・内定
実習で培ったスキルや課題作品、授業で得た知識を踏まえて面接に臨むことで、自信を持ってPRできるようになります。CADの操作だけでなく、仕事に対する姿勢や業界への理解も評価のポイントとなるため、講師や就職支援担当者からアドバイスをもらいながら準備を進めましょう。内定後は入社のスケジュールや条件面をしっかり確認し、円滑に新しい職場でのキャリアをスタートさせることが大切です。