システムエンジニア(SE)からの転職は可能?オススメの職種も紹介!

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2024年01月26日

システムエンジニアからの転職のイメージ画像

システムエンジニア(SE)は注目度の高い職種のひとつです。しかし、現在システムエンジニアとして働いている人の中には、労働環境や待遇等から転職を検討している人いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、システムエンジニアからの転職におすすめの職種について紹介いたします。

目次

システムエンジニアから転職を希望する理由

まず、システムエンジニアが転職を考える代表的な理由を紹介します。

エンジニアに向いていない(業務が合わない)

システムエンジニアの仕事は、プログラミングだけではありません。企業により細かい業務内容は異なりますが、クライアントからシステム要望のヒアリングや、マネジメントを行うこともあり、業務の幅は広いといえます。そのため、仕事をしているうちに、「システムエンジニアに向いてないのでは?」と感じるケースもあるでしょう。
顧客対応(折衝)が思ったより多くイメージと違う、スキル面でついていけない等の理由もこちらに該当します。特に、IT業界は、日々新しい技術の開発が進んでいて、日々新たな情報を収集し勉強しなくてはなりません。このように勉強していくことを「合わない」と感じる事もあるようです。

労働環境が合わない

システムエンジニアは長時間労働や休日出勤が習慣化しているケースが少なくありません。最近は、在宅勤務(リモートワーク)が増え、ワークライフバランスを重視した柔軟な働き方が増えてきていますが、逆に家で一人黙々と仕事をする環境が「合わない」と感じる方もいるようです。現在の労働環境が合わないという場合は、システムエンジニア自体を辞めるのではなく、違う働き方の出来る求人を探してみるのも良いでしょう。

業務に不満がある

システムエンジニアは、アプリやシステム開発の上流工程を担当するケースが多いです。しかし、担当業務が細分化され、希望している業務につけないこともあります。皆さんの中にも、現在の業務内容に不満を抱える方もいるでしょう。システムエンジニアとして挑戦したいことがあっても、その業務に必ず携われるとは限りません。技術的な業務よりも顧客対応や雑務が多い業務がメインとなる可能性もあります。
その場合、新しい技術に挑戦できるような環境へ転職をするか、管理職やプロジェクトマネージャーへのステップアップを目指すのか、自らのキャリアプランに応じた転職先の選定をすると良いでしょう。

SEにおすすめの転職

システムエンジニアからの転職の選択肢

転職理由は人により異なりますので、おすすめの転職も異なります。市場価値を高める転職をするのか、新たな業界・職種へ挑戦するのか、はたまたワークライフバランスを重視するのか、転職理由や目的により幅広い選択肢があるでしょう。ここでは、代表的な例や職種を紹介いたします。

システムエンジニアのまま、働き方を変える

同じシステムエンジニアとして、新天地で挑戦するのも良いでしょう。特に、転職理由が「労働環境」によるものの場合は、エンジニア自体を辞めるのではなくエンジニアとして働き方を変えるのがおすすめです。
職場を変えることで働き方が変わるのはもちろんですが、新しい技術や異なる業界に触れ、スキルセットを高めたり、キャリアの選択肢を広げたりすることも可能です。転職市場におけるシステムエンジニアの需要をリサーチし、自分のスキルがどのように活かせるかを考えると良いでしょう。

また、今日ではリモートワークやフレックスタイムなど、多様な働き方が可能な企業が増えています。「ワークライフバランスを重視したい」という場合には、多様な働き方ができる環境を選び、自分のライフスタイルに合った仕事を見つけると良いでしょう。
オススメの働き方を2つ紹介します。

フリーランスのSE

選択肢の一つとして、フリーランスという働き方もあります。誰しも一度は、自由なフリーランスという働き方を魅力的に考えたことがあるのではないでしょうか。自分のライフスタイルに合った柔軟な勤務形態を実現でき、多様なプロジェクトから自分の希望に合う仕事を選ぶことができます。
しかし、フリーランスは会社員と比べて安定性が低くなるという一面があります。社会保障も自分で加入が必要な他、収入についても、万が一病気などで働かない期間があった場合に、その間の給料は無くなってしまいます。さらに、仕事の獲得方法や契約交渉術、税務に関する知識など、会社員とは異なるスキルも求められます。
フリーランスを目指す場合は、経験や技術を積むことももちろんですが、これらの点を念頭に置き、準備を行いましょう。

技術者派遣

技術者派遣という働き方もあります。
技術者派遣というのは、雇用されている会社の中で働くのではなく、雇用元の会社とは別の会社に派遣されてその会社で業務を行う働き方です。いわゆる派遣社員ですが、派遣元である雇用元企業では正社員として登用されるため、正社員として働くことができます。
IT業界はプロジェクト単位で動いている現場が多く、正社員をはじめ、さまざまな雇用形態の人材が一つのプロジェクトに参画することは一般的です。
技術者派遣のメリットとして、プロジェクト毎に職場を変えられるため、転職活動をせずにさまざまな環境や技術に挑戦できるということがあります。一つの会社で扱っている言語や技術は限定されていますが、技術者派遣の場合は、さまざまなプロジェクトから選ぶことができるので新たな挑戦もしやすいです。技術者派遣は、派遣先での多彩な案件を通して、新しい技術領域への挑戦や、異なる産業や業種の知見を深めることが可能です。
更に、技術者派遣は、プロジェクトに集中しやすく、派遣先で正社員として働くことと比べ人間関係の悩みや職場での責任の重圧が軽減される傾向にあります。

トライアローでは、技術者派遣を通じて、エンジニアとしてのキャリアを築くサポートを行っております。これまでの知識や経験を活かし、専門性を追求したい、ワークライフバランスを整えたいという方はお気軽にトライアローへご相談ください。

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ITの知識・経験を活かせる職種へ転職する

システムエンジニアとして培った知識や経験を活かし、システムエンジニア以外の職種に転職するのも良いでしょう。特に、システムエンジニアはコミュニケーションスキルやチームワーク能力が必要になる職種ですので、様々な環境で活躍できる柔軟性があるといえます。
自分の得意分野や経験を最大限活かせる職種を選ぶと良いでしょう。おススメ職種の一例を紹介します。

社内SE

社内SEは、企業のコンピューターのシステム設計を行い、スムーズに業務を行えるようにする職種のことです。社内の情報システムやITインフラを管理・運用し、企業のビジネスを円滑に進めるために欠かせない役割といえます。

組織内の業務アプリケーション開発や既存システムの保守、更新などの業務を手掛け、IT環境の効率化を図り、時には経営戦略にも深く関わるポジションです。社内セミナーやワークショップを実施し、ユーザー部門への技術サポートを提供することで、提案が直接社内の生産性向上につながる実感を得られます。
社内SEを目指す場合には、これまでのエンジニア経験のアピールに加え、社内コミュニケーション能力や問題解決スキルを示すことが重要です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、顧客との架け橋として製品やサービスが顧客のニーズにどう応えるかを技術観点から解説し、商談をサポートする職種です。これまでのシステムエンジニアとしての経験を活かし、より戦略的な立場で顧客と向き合い、彼らのビジネス成功に貢献できます。これまで培った高度な技術知識と課題解決能力はセールスエンジニアとして活かすこともできるでしょう。
転職を成功させるためには、どのような製品を取り扱っている会社なのかの事前リサーチを行い、培った専門知識を適切にアピールすることが重要です。また、市場のトレンドも同様にリサーチしておくと良いでしょう。

異業種へ転職する

全くの異業種に転職するのも一つの手段です。冒頭でも触れたとおり、システムエンジニアは新たな技術が日々開発されていて、常に勉強をすることが求められます。そのような環境が辛いという場合には、他の業界・職種で新たなキャリアを築くのもオススメです。

事務職

事務職は、PCを用いてデータ入力や資料作成などを行うので、スキルを活かすことができます。場合によっては、データ分析やWEBサイト管理などを任せられるケースもあります。一見、事務職はITエンジニアから離れるように感じますが、ITスキルを用いた業務効率化も期待されており、システムエンジニアからの転職は合理的ともいえます。スキル面だけでなく、計画的な業務進行能力や細かな業務処理能力も活かすことができるでしょう。
また、事務職のメリットとして、ワークライフバランスの安定が挙げられます。残業などはあまりないケースが多く、落ち着いた職場で勤務環境を整えたいという方にお勧めです。
事務職としての転職活動を成功させるためには、業務処理能力についてアピールしましょう。IT技術を駆使し、業務効率化を図ったエピソードがあるとより良いです。

営業

システムエンジニアは、クライアントとやり取りすることが多くコミュニケーション力が求められます。その経験を活かして、営業職もオススメです。ひとくちに営業職と言っても、IT業界と近い業務効率化ツール等のシステムの営業から、不動産や保険など、扱う商品やサービスは様々です。どのような商品・サービスでも、顧客のニーズを深く理解し、適切な提案を行うという点では、システムエンジニアと通じる点もあります。業界や商品についての知識は新たに身につける必要がありますが、システムエンジニアとして培った論理的思考力や問題解決能力も活かすことができます。
営業職の転職活動を成功させるためには、顧客視点のコミュニケーション能力をアピールできると良いでしょう。顧客との信頼を築き、適切な提案によって双方にとってベストな結果となった経験などを活かすことができます。

よくある転職の失敗談

転職は新しいキャリアの大きな一歩です。しかし、転職したところ失敗してしまったという例もあります。今回は転職で陥りやすい失敗を具体的に紹介します。

条件だけで転職してしまった

転職をする際、給与アップや待遇改善は魅力的な条件です。待遇の良さに惹かれて転職先を選ぶことは多いですが、それだけで決断するのは危険です。業務の内容や職場環境、チーム文化、キャリアアップの機会など、仕事に対する満足度に影響する要素は待遇以外にもあります。
特に、システムエンジニアとしてキャリアを積む場合は、勤務する企業の技術方針や自身のスキル・専門性をどう評価し、発展できるのかが重要です。また、プロジェクト管理やマネジメントなどリーダーシップを発揮するポジションを望む場合、それをサポートする文化が企業に根付いているかも見極めましょう。

転職は単に次の仕事を見つけるだけでなく、長期的なキャリア設計において重要なステップです。新しい職場が自身の成長を助け、目指すキャリアパスを築くのに役立つかどうか、慎重に評価しましょう。給与だけでなく、技術的な成長、キャリアの発展、働きがいを総合的に考慮した転職活動が成功の鍵です。

将来のビジョンが定まっていなかった

転職を成功させるためには、将来のキャリアビジョンを明確にすることが重要です。転職は、ただ別の職場へ移るだけではありません。あなたの専門性を高め、キャリアアップを図る絶好の機会です。しかし、ビジョンが定まっていない転職は、方向性を見失いがちです。
IT業界では技術の進化が速く、求められる技術分野や必要な知識、スキルが常に変わります。成功するためには、現在の技術トレンドを把握し、どの技術や知識が市場から求められるかを見極めましょう。
ビジョンの確立は、自分の強みや興味のある業界、得意なプログラミング言語やシステム設計を洗い出すことから始まります。次に、既存の知識や経験を最大限活かし、さらに成長可能な職種や企業を探すことが大切です。転職活動では、目標と合致する企業へのアプローチを心掛け、自分のキャリアに合った環境を選択することが、成功への一歩です。
将来のビジョンを見据えた上で、次のステップを踏み出しましょう。

システムエンジニアからの転職を成功させるポイント

最後に、次のキャリアステップを成功させるためのポイントを解説します。

転職したい理由を整理する

まずは、なぜ転職をしたいのかの自己分析することが不可欠です。キャリアアップ、年収の増加、ワークライフバランスの向上、キャリアチェンジなど転職を考える理由は様々です。しかし、それぞれの動機に適した企業やポジションが存在するため、自分の目的を明確にしましょう。
自分が何を望み、どうなりたいのかを明確にすることで、面接時に説得力のある理由を示せますし、企業選びの基準にもなります。さらに、転職市場の需要や業界のトレンドを理解することで戦略的な転職が可能です。自分の価値観に合った転職を目指し、確実な一歩を踏み出しましょう。

将来のビジョンを考える

将来のキャリア像を明確にし、具体的な目標を設定します。システムエンジニアとしてどのスキルを磨くか、経営に携わる管理職を目指すか、または新しい環境に挑戦するか、将来どうなりたいかを合わせて考えましょう。
専門性の高いエンジニアになりたいのであれば、最新技術に注力するスタートアップや大手テクノロジー企業で経験を積むという選択肢があります。同様に、マネジメントを行いたいのであれば、人材育成やチームビルディングに力を入れる企業を志望するという選択肢にあります。このほかにも、ワークライフバランスを重視したい、異業種に挑戦したい等、それぞれのビジョンがあるでしょう。その将来のビジョンについて熟考し、それを転職活動の計画を立てるとブレない転職活動を行うことができます。

スキルや経験を整理する

転職を成功させるためには、現在の技術スキルや経験を整理し、転職市場での価値を正確に評価することも大切です。特に、システムエンジニアとしてのプログラミング能力やシステム開発プロジェクト管理経験、チームリーディングの実績は、キャリアを際立たせる要素です。これらの強みは転職の大きな武器になります。
転職のために新しい技術領域への挑戦と学びを始めるのも良いでしょう。転職市場は常に変化しており、新技術やトレンドの見極めも重要です。エンジニアとしての経験やスキルを分析し、自分のビジョンに沿った転職をするためにどのようなスキルが活かせるか、どのような業界を目指すべきか整理しましょう。

ここまで整理した転職動機、将来のビジョン、スキルや経験を基に、ポートフォリオの強化、新たな資格取得などを行えるとさらに良いです。

エンジニアからの次のキャリアを探すなら、技術者派遣もオススメ

ここまで、システムエンジニアからの転職について説明しました。
キャリアアップや職場環境の改善、さらなる自己実現を求めて転職を考える時があるかもしれません。しかし、どの道を選べばよいか迷うことは少なくないでしょう。そんな時、新たなキャリア形成の方法として注目されているのが技術者派遣です。

技術者派遣では、システムエンジニアとしての技術と経験を生かし、さまざまな業界やプロジェクトに参加する機会があります。短期間で多様な業務を経験し、専門性をさらに深めることができるだけでなく、幅広いスキルも身につけられます。さらに、多くの企業とのネットワークを構築でき、将来的には自分に合ったポジションにステップアップもできます。

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私たちトライアローは、単に次の仕事に移るだけでなく、一緒にキャリア設計から考えさせていただきます。転職には多様な選択肢がありますが、どのような選択肢を選べばよいか分からないという方にも、営業担当と一緒にキャリア設計を考えていける技術者派遣はおすすめです。
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