ソフトウェアエンジニアとは?仕事内容や年収、資格について解説!

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2023年02月03日


IT人材の需要の高さから、業界に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。今回はソフトウェアエンジニアやその仕事内容、必要な資格などを解説します。
ソフトウェアエンジニアを目指している方やIT業界に興味のある方はぜひご参考下さい。

目次

ソフトウェアエンジニアとは?

ソフトウェアエンジニアとは、ソフトウェアの設計や開発等ソフトウェアに関する業務を行うエンジニアです。
ソフトウェアとは、スマートフォンやパソコンのアプリケーション、家電や自動車を制御するシステムのことです。ソフトウェアエンジニアは、この様々な種類のソフトウェアにどのような機能を持たせ、どのような操作を行うかを設計し、実装します。

仕事内容

ソフトウェアエンジニアが担当する仕事は大きく分けて5つあります。

(1)設計


設計とは、どのような機能をソフトウェアに組み込むかを考えたり、ハードウェアとの互換性を調整したりする業務です。解決したい問題に応じて必要な機能を考え設計を行います。

(2)プログラミング


プログラミング言語を用いて、ソフトウェアが設計通りに動く仕組みを作る業務です。プログラミングには、そのソフトウェア等により様々な言語が用いられ、プログラミング言語の専門知識が求められます。

(3)エラーやバグの確認


ソフトウェアにエラーやバグが出ないか、テストをする業務です。設計通りのプログラミングをしても、エラーやバグが出ることがよくあります。納品・発売する前に様々なパターンでテストを行い、正常に動作が行われるかを確認します。エラーやバグの修正も行います。

(4)顧客とのコミュニケーション


ソフトウェアの開発は、自社で行うものだけでなく外部の会社に受託する場合もあります。その場合に、開発の依頼元である顧客の要望のヒアリングをする業務です。
顧客の要望を満たすように設計できているか、新たに加えたい仕様がないか、現在の開発の進捗状況はどうか等、定期的に連絡を取ります。

(5)チームへの指示


チームリーダーとなる場合の業務です。大規模なソフトウェア開発の場合、多くのスタッフが分業でそれぞれ業務を進めていきます。スケジュール通りの開発を進めるために、全体の状況を見て必要に応じて司令塔として指示を出します。

システムエンジニアとの違い

IT業界について調べている方であれば、「システムエンジニア(SE)」も聞いたことがあるのではないでしょうか。
ソフトウェアエンジニアとシステムエンジニアの違いは、主に仕事内容です。
システムエンジニアは、システムの開発において、顧客の要望・目的のヒアリングを行い要件定義と言われるシステムの設計やプロジェクトの進行管理を行います。つまり、システムエンジニアは、開発の上流の工程を担当するといえます。
しかし、最近はソフトウェアの開発に携わるエンジニア全てをソフトウェアエンジニアと呼ぶこともあります。ソフトウェアエンジニアも設計に関与することが多くなっています。

求められるスキル

では実際にソフトウェアエンジニアになるためには、どのような経験・スキルが必要になるか解説します。

ITの知識

ソフトウェアを開発するために必須のスキルです。様々なプログラミング言語があり、開発するソフトウェア等によって使用する言語が異なるため、複数の言語に知見があることが望ましいです。ソフトウェアの開発に使用される代表的な言語を紹介します。

プログラミングスキル

ソフトウェアを開発するために必須のスキルです。様々なプログラミング言語があり、開発するソフトウェア等によって使用する言語が異なるため、複数の言語に知見があることが望ましいです。ソフトウェアの開発に使用される代表的な言語を紹介します。

  • Java
    幅広いOSで動作し、Webシステムやアプリ開発等幅広い領域で使用されている言語です。実行速度の速さから国内外問わず使用されています。次にご紹介するC言語の派生言語のため、習得するとC言語などもスムーズに学ぶことが出来ます。
  • C言語
    50年前に開発された、最も有名と言えるプログラミング言語です。組み込み系システムで多く使用されています。多くの派生言語があり、習得すると派生言語をスムーズに習得できます。
  • C++
    ゲームやOS、IoTなど多様なシステムの開発ができる言語です。汎用性が高く様々な業界で使用されています。こちらもC言語の派生言語のため、習得するとC言語などもスムーズに学ぶことが出来ます。
  • PHP
    初心者でも挑戦押しやすいコードのシンプルな言語です。柔軟さもメリットの一つで、WEBアプリケーションの開発に多く使われます。直接ユーザーの目に入るフロント側と管理するサーバ側どちらも利用されます。

コミュニケーション力

コミュニケーション能力もソフトウェアエンジニアに大切なスキルの一つです。設計通りのソフトウェアを開発できるように、開発チーム内や顧客との打ち合わせ、コミュニケーションが求められます。顧客の要望を聞き出す際にも重要になってきます。

常に最新の情報を集める探求心

IT業界は日々進化しています。プログラミング言語やOS、ネットワークなど、日々新たな開発をされています。変化を遂げている状態の業界ですので、ソフトウェアエンジニアとして仕事をしていくのであれば、一つの言語の習得で満足せず、他の言語を勉強したり、最新の知識を勉強したりすることが大切です。広い視野を持って探求していくことで、時代の変化にも対応できるエンジニアになれます。

ソフトウェアエンジニアに資格は必要か

資格を持っていなくても、ソフトウェアエンジニアとして働くことが出来ます。しかし、特に未経験からソフトウェアエンジニアとしての就職・転職を目指す場合には、自分の知識・スキルの証明となる資格を持っていると有利になるといえます。また、企業によっては資格保有を募集条件としているケースもあります。
持っていると有利になる資格について紹介します。

基本情報技術者試験、応用情報技術者試験(国家資格)

IT系資格の中で最もメジャーな資格です。
基本情報技術者試験はエンジニアの登竜門と言われており、応用情報技術者試験はさらにその上位資格となります。土台のような知識が問われる基本情報技術者試験に比べ、応用情報技術者試験は応用力が求められ、記述式の問題もあります。

ソフトウェアエンジニアの年収

仕事を選ぶにあたり、年収は気になるところの一つだと思います。ソフトウェアエンジニアの年収について解説します。

ソフトウェアエンジニアの平均年収は、450万~650万と言われています。私たちの身の回りのスマートフォンや家電、車など幅広いものにソフトウェアが組み込まれていて、生活を支えるものの一つと言えます。これらを開発するソフトウェアエンジニアは高度な知識・技術が求められるため、他のエンジニアと比べても高めの水準であるといえます。

平均年収金額が開いている原因として、経験・能力によるところが大きいといえます。経験や知識の豊富なエンジニアであれば、650万以上の金額も目指せます。

ソフトウェアエンジニアの将来性

ソフトウェアエンジニアは今後も需要の高い将来性のある仕事の一つと言えます。
先ほどの年収の解説でもお話ししました通り、身の回りの様々なものにソフトウェアが組み込まれています。IoT化により今後はさらに多くのもの・分野にソフトウェアの導入が進むと考えられており、ソフトウェアエンジニアのニーズも高まっています。

しかし、現在はプログラミング言語を使わないノーコード開発や、最低限の言語理解で開発できるローコード開発なども進んでいます。さらに、プログラミング(コーディング)はAIに代替される仕事と言われることもあります。そのため、ソフトウェアエンジニアになった後も自身の知識やスキルを高めていく必要があるといえます。

ソフトウェアエンジニアの魅力

高年収やニーズが高いという魅力に加えて、ソフトウェアエンジニアのもう一つの魅力として、「多様な働き方ができる」ことが挙げられます。
新型ウイルスの蔓延により、様々な職種でテレワークの配備が進みましたが、エンジニアもテレワークで働くことのできる仕事の一つです。そのため、正社員やパート・アルバイト、派遣といった働き方だけでなく、フリーランスとして働く人もいます。フリーランスとして働くことで、自分の好きな時間に働くことが出来るというメリットはありますが、ある程度の経験・スキルが無ければ仕事を請け負えないため、高度な知識・経験が求められます。
まずは正社員やパート・アルバイト、派遣としていろいろな案件で経験を積むことをお勧めします。

ソフトウェアエンジニアになる方法

ソフトウェアエンジニアは未経験でも採用されます。しかし、プログラミングに関する知識も全くない未経験となるとかなり狭き門となり、IT業界やプログラミング言語に対しての基礎知識を求められることが多いです。プログラミング言語を学ぶ方法について紹介します。

スクールに通う

しっかりとしたカリキュラムの組まれているプログラミングスクールに通うことで、未経験からでもしっかりとした知識を身につけることが出来ます。
WEB上で完結できるスクールも多くあるため、仕事をしながらでも学ぶことが出来ます。スクールの場合、講師や他の生徒もおりますので、質問や相談もできるのがメリットです。

独学で勉強する

様々なプログラミング学習サービスが出てきていて、無料で学べるサイト・アプリもあります。これらを活用することで、スクールへ通う場合に比べて費用を抑えて学ぶことが出来ます。しかし、講師はいない場合が多いため分からないことがあっても質問ができないケースも多く、励ましあうことのできる他の生徒がいないため、挫折率は高いです。

ソフトウェアエンジニアのおすすめの働き方

ソフトウェアエンジニアの知識をつけた上でお勧めの働き方の一つは「技術者派遣」です。先ほどからお伝えしている通り、エンジニアは幅広い言語やOSへの知識・理解が求められます。幅広い言語などに対応していくために様々な経験を積めることが望ましいですが、正社員などの場合、プロジェクトを選べないことが多いため経験できることが限られてしまうケースもあります。
しかし、「技術者派遣」であれば、新たに得た知識やスキルを基に、希望や条件を満たしたプロジェクトを探してくれるため、様々な経験を積むことが出来ます。また、自分でプロジェクトを探す手間も省くことが出来ます。

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