電気・設備の仕事内容と業界の今後

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2015年12月28日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、
今回は「電気・設備の仕事内容と業界の今後」と題しお送りします。

ビルや施設内に血管のように張り巡らされている電気設備は建築物にとって欠かせないものです。
ここではそんな電気設備に関するさまざまな仕事の内容と、電気設備業界における求人動向について解説します。

電気設備業界の職種の紹介とそれぞれの仕事内容

まずは、電気設備業界にはどんな仕事があるのかを見てみましょう。

設備設計

建物内の電気設備に関する設計を行う仕事です。
設計事務所などが作成した建物の設計図書をベースに、照明やスイッチ、コンセント等のレイアウトや配線を考え、「電気設備図」として完成させます。
電気工事の基本となる部分を担当するスペシャリストであり、常に需要の高い仕事です。

積算

積算とは、電気工事で図面に基づいて工事費を算出することをいいます。
これは主に入札を行うときに提出するもので、いかに落札に有利で、しかも赤字にならない価格を導き出せるかがポイントになります。
図面を見て設備や配線を拾い出すか、パソコンの専用ソフトを使って概算を出して参考にすることもあります。
営業からの依頼があれば見積もりの計算も行います。
作業は地味ですが、工事の受注に直結し、なくてはならない仕事です。

施工管理

電気工事では営業所ごとに専任技術者を置き、
また建設工事現場には主任技術者、監理技術者を置かねばならないという決まりがあります。
施工管理担当者は主にこの役割を担って電気工事の管理・監督を行います。
仕事を行うには電気工事施工管理技士という資格が必要で、
中でも1級電気工事施工管理技士は専任技術者、主任技術者、監理技術者の
いずれかの業務にも就くことができるため非常に需要が高く、また難関資格となっています。
業界内の需要は非常に高く、転職などにも強い仕事でもあります。

施工図作成

施工図は電気工事の職人や現場作業者が実際に施工するために必要な図面のことです。
設備設計担当者が作成した電気設備図を元に、作業者にわかりやすく必要情報を伝えるための図面を描き起こします。
工事を行う際に必ず必要な物なので、この技術を持つ人は電気工事会社などで重宝されます。

保守・メンテナンス

電気設備の定期的な点検作業、メンテナンス、保守作業を行う仕事です。
蛍光灯など照明器具の点検や交換なども作業のうちに入ります。
異常があれば原因調査や修理、部品交換を行います。緊急時には急いで駆けつけて作業をすることもあります。
保守・メンテナンスを専門に行なっている業者のほか、電気工事会社がこうしたサービスを行っていることもあります。

CADオペレーター

CADオペレーターは設計図などの図面を描く仕事パソコンや専用マシン用のCADソフトを使って作業を行い、「電気設備図」などを作成します。
専門学校などで技術を修得することができ、女性も多い仕事です。

今後の需要、雇用、将来性は?

電気設備業界は建築、土木などと密接に関連した業界です。
建物があれば必ず電気設備工事が必要で、建築が始まると同時に仕事が発生します。
オフィスビルはもちろん、デパートやショッピングモール、アミューズメント施設などの商業施設、工場プラント、駅などの公共施設でも大掛かりな電気設備工事が必要となります。

マクロな視点で見れば国内では現在、アベノミクス効果によって工事案件が急増しています。
一方ではインフラの老朽化が進んで刷新の必要に迫られている建物が多く存在し、さらに2020年の東京五輪開催に向けて建設ラッシュも起こると予測されています。
こうした状況によって、建築・土木業界に続いて電気設備業界にも急激な人材不足が起きることが危惧されています。

電気設備業界ではもともと慢性的な技術者不足が続いています。
最近ではとくに若年層の業界離れが深刻化しており、経験のあるシニア層を呼び戻す動きも目立っています。
また、若い未経験者を採用して育成しようという動きも見られ、人材に対する需要は非常に高くなっています。

仕事を求めている人、手に職をつけたい人などにとっては、この業界は今まさに狙い目といえます。
電気設備の仕事に少しでも興味があるなら門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。


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