移動体通信の仕事ってどんなもの?

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2015年04月13日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「移動体通信の仕事ってどんなもの?」と題しお送りします。

今日ではほとんどの人が利用しているスマートフォンやフィーチャーフォン。通話やインターネットが屋外でもできる便利な端末で、私たちの生活はとても快適になりました。ここでは、このような無線通信に携わるお仕事などをご紹介したいと思います。

移動体通信とはどんなもの?

移動体通信という難しい言葉が出てきましたが、簡単に説明すると「スマートフォンやフィーチャーフォン、PHSなどの無線を利用したサービス」のことをいいます。

私たちが普段便利に使っている携帯電話なども、このような移動体通信に関わる人たちのおかげで使用することができています。

現在では無線を使ったさまざまなものが普及していますが、無線LANやWi-Fiなどは小規模で範囲が狭いため、移動体通信とは呼びません。また、アマチュア無線やトランシーバーの通信も公衆にサービスを提供するようなものではないので、移動体通信とは異なります。

基地局の設計

基地局は快適な通信をするのに必要不可欠です。都市部ではマンションやビルの屋上、地方では高台や見晴らしの良いところに鉄塔として建っています。最近では地下鉄の構内やトンネルの中にも基地局ができて、携帯電話が使えない場所はほとんどなくなってきました。

一般的に基地局の設計は、最初に現地の調査を行い、周辺の電波状況調査や最適な設備、装置の選定などを行います。また、地震や大雨、強風などで設備が壊れないように強度の計算もしなければなりません。

置局の交渉

置局とは基地局を実際に設置することをいいます。基地局の設置場所は平地や山の中、ビルやマンションの屋上など地域によってさまざまですが、もちろん勝手に建設はできないので、地主やオーナーに設置の交渉を行います。細かい設置場所や賃料交渉などのほか、契約書の作成、場合によっては近隣への説明などもあり、やりがいがある仕事の1つです。

基地、交換局の調整や保守・点検

実際に設置した基地局の調整を行う仕事です。また既存の基地局の保守・点検作業などを行います。同じように交換機の保守や整備なども行います。

エリアのセル設計や解析

1つの基地局から電波が届く範囲のことを「セル」といいますが、セル設計とはセルの配置の設計をし、どこに基地局を作れば効率よく通信ができるかなどを考える仕事です。実際には山や建物などがありますから、各場所で電波の質や強さなどを解析し、どの地域でも高品質なデータ通信ができるようにしなればなりません。人口カバー率も増え「もうすることはないのでは? 」と思いがちですが、LTEや次世代通信方式など、どんどん新しい周波数の電波が開発されているため、日々設計や解析が繰り返されています。

申請書類や完成図書の作成

基地局を作るといっても、図面や書類なしでは作れません。施工会社や各機関へ提出する申請書類や施工計画書などの書面を作成する仕事などがあるほか、設計担当が作成をした報告をもとに図面を作成する仕事などがあります。

また、施工のスケジュールや資材管理、他部門との調整なども仕事としてあり、基地局がスムーズに完成するような橋渡し役的な役割も担っています。

このように移動体通信の仕事は専門的な要素が強いものの、どんどん新しい通信方式が開発されるなど将来性も非常に高い職種です。また、全国あちらこちらに設置された基地局をメンテナンスしていくという仕事は、基地局がある限り必要となる作業です。

私たちが日ごろ便利にネットや通話ができるほか、災害時などの通信手段としても重要な役割があり、とてもやりがいがある仕事ではないでしょうか。

最近では、移動体通信で培ったスキルを生かして、大震災後、設置の意識が高まりつつある防災無線の分野や、同じく無線の知識が生かせるETC分野などに技術者がシフトしていくパターンもあり、通信技術者の活躍の場も広がっているようです。


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