CADオペレーターとは。未経験から目指すなら。

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2014年08月22日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「CADオペレーターとは。未経験から目指すなら。」と題しまして、CADオペレーターになるためのスキルや指向性などについて解説していきたいと思います。


CADは Computer Aided Designの略語です。CADオペレーターはコンピュータを用いて正確な設計図を作成します。CADオペレーターは資格は必須ではないため、やる気・向上心があれば未経験者でも挑戦できる仕事です。

CADオペレーターとは

CADオペレーターは、建築事務所などで建築物の設計図を作成する仕事として広く知られています。しかし実際には、機械・構造物から家電製品、あるいは洋服のデザインなどあらゆる分野でCADオペレーターの需要があります。
また、コンピュータの性能が向上しているため、2次元CADに加えて3次元CADを採用する設計・建築事務所が増えています。
雇用形態としては、正社員、派遣、パート、フリーランスなど様々な立場で働いている人がおり、子育てをしながら働く女性も多いようです。平成22年5月に厚生労働省が「専門26業務に関する疑義応答集」を発表し、CADオペレーターは5号業務に該当する旨が明らかにされました。つまり、派遣社員として受け入れてもらえる期間に制限がなく、同じ職場で長期間に渡って働くことが可能です。
東日本大震災からの復興事業や景気の回復などに伴い、CADオペレーターの需要が高まっているようです。

必要なスキル

CADオペレーターは建築物や構造物を設計した人の考えや意図を把握した上で、正確な設計図を作成する必要があります。設計者とは深く話し合いをしなければならないため、コミュニケーションスキルは必須です。コンピュータで正確な設計図を作成する几帳面さも必要だといえます。
長時間、パソコンに向き合っての作業を続けることになるため、根気強い人に向いている仕事でしょう。
CADオペレーターになるのに資格は必要ないため、未経験からでも始めることは可能です。しかし、知識や技術がゼロでは、業務をこなすこと、就職することは難しいといえます。事前に研修等でCADソフトの使い方を教えてもらえる場合は別ですが、そうでないのならCADソフトの扱い方を身に付けておく必要があります。

CADオペレーターに役立つ資格

CADオペレーターとして未経験であっても「資格取得のために勉強する」ことを通して、CADの仕組み・製図の知識や技術を身に付け、自分がCADオペレーターに向いているかどうかを確かめることができます。
CADに関する国家資格はまだありません。公的資格としては厚生労働省が認定する「CADトレース技能審査」があります。試験内容は機械部門と建築部門に分かれており、それぞれの部門が初級・中級・上級に区分されており、自身に最適な部門・級を選んで受験できます。
民間資格は幅広く存在し、未経験者向けのものからある程度キャリアを積んでいる人向けのものまで様々な種類があります。
これからCADオペレーターを目指す未経験者には「CAD利用技術者試験」や「建築CAD検定試験(3級)」などが、取り組みやすいといえるでしょう。


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