派遣と客先常駐(SES)の違いは?メリット・デメリットも解説!

公開日:2024/09/30 最終更新日:2024/09/30

派遣と客先常駐(SES)の違いは?メリット・デメリットも解説!
IT業界では特にシステムエンジニア(SE)などの専門職において、派遣と客先常駐(SES)という働き方があります。呼び方が違うだけで同じと考えている人もいるかもしれませんが、派遣と客先常駐は実は別の働き方です。
本記事では、その違いやそれぞれの働き方のメリット・デメリットを解説いたします。これから派遣または客先常駐での仕事を考えている方は、自分のキャリアプランに合わせてどの働き方が適しているか考えてみましょう。

派遣と客先常駐の違いは?

派遣と客先常駐(SES)は、IT業界でよく聞かれる働き方です。それぞれの働き方について説明します。

派遣とは

派遣は、派遣会社を介してその派遣会社とは異なる企業で仕事をする働き方です。
派遣元の企業と雇用関係となりますが、実際の仕事場は派遣先の企業です。派遣元企業との契約は、プロジェクト終了までの有期契約や、終了の時期を決めない無期契約などがあります。尚、派遣元企業と派遣先企業は派遣契約を結びます。

客先常駐とは

客先常駐(SES)も派遣同様、雇用されている企業を介しその会社とは異なる企業で仕事をする働き方です。
SESとは、システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)の略で、準委任契約とも呼ばれます。雇用されている企業から常勤で雇用されていることがほとんどです。派遣と同じく勤務先企業での業務遂行の対価として報酬を受け取ります。尚、勤務先企業と雇用元企業が準委任契約(SES契約)を結びます。

派遣と客先常駐の違い

ここまで説明した内容では、派遣も客先常駐もほとんど変わらない印象を受けた方が多いと思いますが、派遣と客先常駐の違いは指揮命令系統です。
派遣の場合、エンジニアに対して指揮命令する権利は派遣先企業が持っているのに対し、客先常駐(SES)では、エンジニアが所属している雇用元企業が指揮命令する権利を持っています。
客先常駐の場合、派遣先の企業はエンジニアに対して直接指揮命令をすることができないため、準委任契約を結んでいる派遣元企業を通じて行います。

どちらも、派遣元企業・雇用元企業を通じて派遣先・勤務先の企業で働くという点は変わりません。プロジェクト単位での参画となるためプロジェクトや業務に専念して働くことができます。

派遣・客先常駐のメリットは?

派遣と客先常駐(SES)の各メリットを解説します。

派遣のメリット

客先常駐のメリット

派遣、客先常駐に共通するメリット

ここまで紹介した派遣、客先常駐それぞれのメリットにも、双方に共通しているものもありますが、どちらにも共通して言えるメリットもあります。

派遣・客先常駐のデメリットは?

続いて、派遣と客先常駐の各デメリットを解説します。

派遣のデメリット

客先常駐のデメリット

派遣、客先常駐に共通するデメリット

派遣SEと客先常駐SEどっちが良い?

ここまで、派遣と客先常駐の働き方について解説しました。しかし、どちらの方が良いということは無く、何を重視して働きたいかによって向いている働き方は異なります。
自分がどのように働きたいか、どのようなキャリアプランを描きたいかによって選ぶと良いでしょう。

エンジニアとしてのキャリアを成功させるための秘訣

IT分野は人手不足と言われていますが、そのような環境でも自分が望んでいるキャリアを実現することは簡単ではないと思います。
キャリアプランを成功させるための秘訣の一つとして、継続してスキルアップを目指すことが挙げられます。IT分野は新しい技術が継続的に登場するため、学習が必須です。流行技術や業界トレンドを把握することも求められるでしょう。
派遣や客先常駐の働き方は、多様な業界・プロジェクトの経験ができるという点で就職市場の需要に適したスキル準備ができるともいえます。

キャリアプランに悩んだら

また、経験が浅い場合などは、自分がどのような働き方が向いているかわからないというケースもあると思います。その場合は、お気軽にトライアローへご相談ください。
トライアローは、IT・通信・建設業に強い派遣会社です。これからエンジニアとして転職活動をしたい、これまでの経験を活かしてもっと条件の良い案件に移りたい、等のご希望を基に、条件にあうプロジェクトをご紹介しています。また、エンジニアとしてのキャリアについて悩んでいる方への、営業担当によるキャリア相談も行っております。
エンジニアとして新たなキャリアを歩みたい方、挑戦したい方は是非お気軽にご相談ください。
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