エンジニアの転職~自己分析のコツ~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年08月08日

仕事をするうえで、自身の長所と短所をしっかり把握しているでしょうか。
おそらく、あまり考えずに仕事をしているという方も多いでしょう。正社員、派遣、パート等、就業スタイルは色々ありますが、いずれも転職するにあたり自己分析はとても大事で、これまでの自分、これからの自分を考えていくうえで必要不可欠です。
ここでは、エンジニアが転職する際にしておきたい自己分析のコツをご紹介します。

転職をするうえで自己分析に必要なこと

そもそも自己分析とはどのようなものか、から考えてみましょう。自己分析とは自分自身を棚卸しし、客観的に自分を評価することです。項目ごとに細かく分析し、1つ1つ紙に書き出していきます。主な項目としては以下のようなものがあります。

自分の強みと弱み

言い方を変えると長所と短所です。自分が得意としている点、評価されている点など、小さなことでもよいので、これなら誰にも負けないと思うようなことを強みとし、よく注意や指摘を受けたり、ここが弱いという点も正確に書き出します。
強みについては自分のアピールポイントにもなりますから、できるだけ多く見つけてみましょう。特にエンジニアは技術的な得手、不得手をしっかり把握する必要があります。

これまでの経験と得たもの

これまで何をやってきて、どのような成果があって、そこから何を得たのかを思い出して明確に書き出します。今までの経歴や武勇伝みたいなものになりますが、単に○○を経験した、○○のプロジェクトに参加した…というだけでは相手に伝わりません。経験をしたこと、そこで苦労したこと、経験したことで自分はどうなったのかをしっかり洗い出してください。

スキルや資格

上記と重複する部分でもありますが、どういった業務のスキルがあり、どれぐらいの期間やっていたのか。またその過程等で取得した資格は何か。特にエンジニアという技術に特化した業種は、持っている資格次第で就ける業務の範囲が広がったり、給与査定のプラス要因になったりすることがあります。

将来の目標

今後の自分はどうなっているのかを考えます。5年、10年、20年先と具体的な年数でイメージすると、つかみやすいかもしれません。
内容は、課長や部長になっているといったポジション的なものや、年収が○○万以上になっている、念願のマイホームを購入するといった内容でも構いません。もう少し具体的に分析するのであれば、何年後にはこういうスキルや資格をとって、こうなりたいという目標を加えると、なおよいでしょう。将来の目標や野望を明確化することで、自分の進みたい仕事や企業が見つけやすくなります。

こうして自分自身を洗い出すことで、どういった点がアピールできるのか、自分の強みは何なのか、どのような企業が自分にとって必要とされているのかをはっきりさせることができます。これらのポイントを整理してあれば、面接でも的確に自分自身のことについて話せるはずです。

自己分析の内容を相手に上手に伝える方法

自己分析で自分のことが整理できたら、次はそれを面接に役立てます。
技術的なスキルはエントリーシートに書くことでアピールできますが、企業での面接では、自分の思いを相手にしっかり伝えなければなりません。


面接では、転職理由、経歴やスキル、長所や短所、志望動機などを聞かれることが多いです。中には表現や提案を苦手とする方もいると思いますが、自己分析がしっかりできていれば、聞かれた質問に対してもしっかりと答えることができ、すべての流れにも矛盾なく相手に伝えることができるでしょう。

面接では、長所やアピールポイントで会社に貢献できることを売り込むことが大きな目的の1つとも言えます。単に「私の特技は○○です」と言っても相手になかなか伝わりません。「私は○○することが得意ですから、こういった場面で会社のお役に立てます」と具体的な例を出すことで、好印象を持ってもらえる可能性が高くなります。

面接では「短所」を聞かれることもあります。しかしそのまま短所だけを言ってしまうのはNGです。単に「短所は優柔不断です」と答えてしまえばよい印象になるはずがありません。しかし「優柔不断」は「とても慎重」と言い換えることができます。「物事をすぐ決めるのが苦手ですが、その分リスクや問題点などを慎重に検討する自信はあります」など、短所を逆に強みに変えてしまうトークも大切です。
正確な自己分析を行うことで、面接官から意外な質問が来ても的確に答えることができますし、実際の仕事においても目標や自分の意見をしっかり言える提案能力が高まります。

このように、転職するうえで自己分析をすることはとても大切です。ただし、自己分析や目標設定は一人でやると時間がかかる、煮詰まりやすいという面もあります。その場合は、派遣や人材紹介会社に申し込み、その会社のアドバイザーやコンサルタント等にアドバイスをもらうのもひとつの手です。自分では探しきれない求人情報を紹介してもらえるというメリットもありますので、活用してみるのもいかがでしょうか。


■関連ページ


■トライアローでは、スキルや条件のみならず、キャリアプランを共に考え、皆様のご希望や適正に合ったお仕事のご紹介を行っております。

全国のお仕事が探せます!

正社員でトライアローで働きたい、そんな方はこちら