エンジニアの外資系企業への転職事情

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2015年04月06日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「エンジニアの外資系企業への転職事情」と題しお送りします。

外資系のエンジニア職は、国内企業のエンジニア職と比べてどのような違いがあるのでしょうか? 外資系企業のエンジニア職での募集の多い業種、職種や外資系企業のメリット、デメリットについてご紹介します。

外資系企業のエンジニア職で募集の多い業種、職種

外資系企業の求人が多いのは、IT関連や通信系といった業種です。これはエンジニアに限ったことではありませんが、成長分野で海外進出が盛んなこともあり、さらにエンジニアの活躍の場が多い業界でもあるためです。外資系への転職を目指すなら狙い目の業種と言えるでしょう。

また、メーカー系やメディカル系の業種も求人が多いようです。いずれの場合にも、日常的に英語でのやり取りが必要となることが多いため、一定の英語力は必須となります。日常会話だけでなく、業務に必要な専門的な内容を説明する英語力や、日本語の全くわからない上司や同僚とのコミュニケーションなどが必要となるのも外資系企業ならではです。

外資系企業のメリット、デメリット

一般的に、日本企業は年功序列型の給与体系であり、外資系企業は成功報酬型の給与体系であると言われています。しかし最近は、日本でも年功序列は崩壊しつつあり、とくにエンジニアのような技術職の場合、ここの業務内容や案件の難易度に応じて報酬が支払われるケースが増えています。

そういった背景があるためか、国内企業と外資系企業のエンジニアの年収に極端に大きな格差は生じていないと言われています。とはいえ、外資系企業の方が若干年収が高い傾向にあるようです。

また、仕事をしながらスキルを身につけるOJT制度については、外資系企業は充実している傾向にあります。ただし、先輩や上司が手取り足取り教えてくれる……という雰囲気ではなく、社内研修制度が用意されていて、必要だと感じたらそれを受ける、というシステムになっているケースが多いようです。そのため、人から言われないと行動できないタイプの人の場合、せっかく整備されている社内研修制度を十分に活用できないこともあるかもしれません。

そして、外資系企業のもう一つの特徴として、若いうちから専門分野の仕事に携わり、20代でも肩書きを持って他のスタッフをまとめているケースが多いようです。日本企業の場合、新卒採用の時には職種を限定せず、入社後にさまざまな職種を経験することが多いもの。しかし外資系の場合には、はじめから専門職として採用が行われるケースが多いため、若いうちから専門性をもって働けるようになります。


外資系と国内企業はそれぞれに特徴があります。どちらが良いとは一概に言えず、それぞれの経験やスキル、あるいは自分にはどちらが合っているかといったことを総合的に考えて判断することが必要です。

両者の違いをしっかりと理解した上で転職活動を行うことが、転職成功への近道なのではないでしょうか。


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