建築・土木業界の平均年収と年収アップの方法を知ろう

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2016年07月07日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボ。
今回は「土木系エンジニアの仕事内容と業界の今後」と題してお送りします。

東京での五輪開催が決定したことで、鉄道網や高速道路などのインフラ設備が加速すると予想され、長らく低迷が続いていた建築業界に大きなチャンスが訪れようとしています。
一方で、建築、土木業界では慢性的な人手不足が怒っているため、建築や土木業界は人材の確保が急務となっています。ここでは、今後人材の需要が高まっていくであろう建築、土木業界の平均年収について考えていきます。

建築、土木業界の年収について

建設業は、主に土木工事、建設工事、設備工事などを行う産業ですが、派遣で仕事をした場合、年収はどのくらいになるのでしょうか?
厚生労働省が発表した「平成26年賃金構造基本統計調査」によると、「建設業、正社員・正職員以外」のくくりで算出した場合、年収は約366万円(企業規模10人以上の場合)という結果が出ています。
これは「正社員、正職員以外」というかなり大きなくくりで見たもので、性別や年齢、学歴などは考慮されず、あくまでも参考の数値となります。就業する案件の企業規模やポジション、経験の有無などにより、年収は変動します。

年収を上げるためのポイント

建築業界で年収を上げるには、現場でのポジションや業務内容をステップアップさせることが重要です。例えば建築業なら、現場で経験を積んだ後に、設計や施工の立場でプロジェクトの責任者になったり、土木の分野ならば、工事現場での作業や重機の運転から始め、現場のリーダーや書類管理などのデスクワーク中心の現場監督へシフトする、といったステップアップが考えられます。

ステップアップするためには、まずは職種に応じた資格を取ることが近道と言えます。建築、土木の分野にも国家資格や民間資格などさまざまな種類があり、学歴に関係なく取れるものも数多くあります。資格があれば年齢が高くなってからでも、希望の年収額を超えることは充分に可能です。以下で主な資格をピックアップしておきます。

国家資格

  • 建築士(一級・二級・木造)
  • 建築施工管理技士(1級・2級)
  • 土木施工管理技士(1級・2級)
  • 電気工事施工管理技士(1級・2級)
  • 管工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士(1級・2級)
  • 電気工事士
  • 技術士、技術士補
  • 測量士・測量士補

民間資格

コンクリート診断士
CAD利用技術者
RCCM
コンクリート診断士

今後の年収の将来性について

建築業界は今後活性化が期待される業界とも言われています。また、地方創生法案や2020年の東京五輪などの影響で、国や地方自治体からの公共事業が増え、建築や土木業界は売り手市場と予想する人もおり、給与や待遇面での上昇も期待されますが、上記のような資格取得で強みを手に入れることが、さらなる年収UPへつながることでしょう。


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