春の大敵スギ花粉症!

2018年03月19日 名古屋支店ブログ  コラム


だんだんと暖かくなり、
お出かけしたくなる季節になってきましたね。

でもそんな気持ちとは裏腹に
春になると悩みがある方も多いのでは?



そう、それは「スギ花粉症」!!
わたしの周りでも、
クシュンクシュン!
鼻水ズルズル!
ひどい肌荒れ
と悩んでいる方がたくさんいます。


さて、今回はそんな春の大敵
「スギ花粉症」についてピックアップしたいと思います!


今では、情報番組のお天気コーナーとともに
今日の花粉指数を紹介されるくらいの
国民病とも言われるようになったスギ花粉症。



戦後「木材の需要」に合わせて
大規模な植林が実施されました。

スギが樹齢30年程度に成長し、
花粉の生産性が高まってしまったことで
「スギ花粉」が社会問題化したのです。


ちなみに
北海道は函館の一部にしかスギが植生されておらず、
また、沖縄にはそもそもスギが生えていないので、
北海道と沖縄にはスギ花粉症の症状がありません!


■もしも花粉症になったら・・・!?

適切な治療、生活習慣、食生活を見直すことで症状が軽減します。

① 市販の医薬品に頼らず、医療機関で自分の症状にあった投薬をする
② 生活リズムを整え、睡眠をとることで身体の疲れを取り免疫機能を改善する
  ストレスは溜め込まずに早めの発散を!
③ DHAやEPAの豊富な青魚や、旬の野菜や果物を中心に低カロリー低脂肪にする


■職場でも活用できる対処は!?

以下のことを活用し、
花粉症ではない方も職場の花粉症の方へ配慮しましょう!

① オフィスに入る際は上着を脱ぎ、花粉を払うようにする
② オフィスの入り口付近にコートハンガーを用意し、花粉を室内に持ち込まないようにする
③ 花粉が舞わないよう、加湿器・空気清浄機を利用する
④ ハウスダストが舞わないようなスプレータイプの除菌・芳香剤を入り口付近に用意する
⑤ 睡眠不足や疲労は花粉症上を悪化させるため、残業対策をする


■花粉症の治療法

薬の服用は一時的に症状を抑えるもので、
症状の根本的な治療ではありません。

減感作療法といって
スギ花粉症のアレルゲン注射や舌下免疫療法で、
スギ花粉症の根本的な治癒を目的とする治療法があります。


<アレルゲン注射>
週に1度の注射(通院)を4~6ヶ月。
以降は1~2ヶ月に1度。

<舌下免疫療法>
薬を毎日服用。
最初の1ヶ月以降は、
月に一度の通院(処方)。


どちらもアレルギーの原因物質を体内に取り込むことで、
抵抗力をつけるという方法です。
最初は濃度の低いものから初め、徐々に高くします。

効果が出るまでには時間がかかるため、
治療には2~5年の期間を要しますが、
治療した人の80%が症状の軽減、または無症と報告されています。

★どちらも花粉が飛散している時期は、治療を開始することができません!
「治療開始の受付は6~12月」としている医療機関が多いです。



花粉症の症状は、風邪に似ていることもあり、
発症すると判断力の低下や
能率の低下などが起き、
仕事へのパフォーマンスも
高い状態とは言えなくなります。


スギ花粉症に対する適切な対処と治療法を用いて、
健康な身体を維持し、
仕事もプライベートも充実できる春を過ごしましょうね!