「アップルパイ製造販売・山谷玲奈さん」さっぽろ村ラジオ トライアローSAPPORO応援情報コーナー

2015年07月14日 北海道支店ブログ  コラム

今回のさっぽろ村ラジオトライアローSAPPORO応援情報コーナー、ゲストは株式会社ファーストバンク代表、焼きたてアップルパイかぐらじゅ店長でもあります山谷玲奈さんをご紹介させていただきます!

ケーキ屋さんに行くといつも目に付くアップルパイ。その専門店ということで、山谷さんからは店舗立ち上げの経緯やアップルパイへの情熱をたくさん聴かせていただきました!




◆◆◆今週のゲストは株式会社ファーストバンク代表取締役、焼きたてアップルパイ「かぐらじゅ」の店長でもある山谷玲奈様にお越しいただきました!よろしくお願い致します~!

-----宜しくお願い致します。

◆◆◆かぐらじゅはアップルパイ専門店ということですが、どんな経緯で始めたんですか?

-----かぐらじゅは創業31年目になるんです。元々は札幌市西区にお店を構えてまして、私は元々かぐらじゅのお客さんだったんですよ。
ここのアップルパイが好きでいつも通っているお店だったんですけど、元々のオーナーさんが「お店を畳もうと思う」ということで、すぐさま「このお店を私にやらせてください!と名乗りを上げて、オーナーさんが快くお店を引き継がせもらった、という経緯があります。
やっぱり大好きなお店がなくなるのも寂しかったですし、食べる側から作る側に回ってこの美味しいアップルパイをもっともっと世の中に広めたいと思ったんです。


◆◆◆そうなんですね。それにしても直ぐにお店をやろう!という気持ちがすごいですね!
元々のオーナーさんはご年配の方だったんですか?

-----そうですね、勢いで始めたところもあります。
元々のオーナーさんはご年配の方です。
というのも、アップルパイは採れたてのリンゴの皮を剥いて、芯を取り、カットをして、というのがとても大変なんです。それを継続するのは作る側に回って本当にきついなと感じたことですね。

◆◆◆多い時でどれくらいの数のリンゴをカットするんですか?

-----あまり想像つかないかもしれませんけど、120kgぐらいのリンゴをスタッフみんなで剥いてます。

◆◆◆120kg?すごい量ですね???

-----はい笑

◆◆◆かぐらじゅのアップルパイはどんな特徴があるんですか?

-----形はホール型ではなくて、1つ1つ三角形の形をしてまして、生地はとにかく高さがあって、「サクサク感にこだわってる」のが特徴です。
あと、リンゴは余市産のふじリンゴを使ってまして、リンゴの甘みにもこだわってます。
一般的なアップルパイってベタってしてたりしますよね?
かぐらじゅのアップルパイはサラっとしてます。
甘いクリームとかは使わないで、生地の香りとリンゴの甘みにこだわってますので、シンプルでとても美味しいです。


◆◆◆そのこだわりのあるアップルパイ是非味わいたいです!
あと焼きたて熱々を提供されているということですが予約されるお客様も多いんですか?

-----おかげさまでお電話での予約をたくさんいただいてます。
焼きたてのアップルパイって中々味わう機会がないと思いますので、是非味わってほしいですね。本当に美味しいですから。

◆◆◆あと、最近姉妹店もオープンされたとか。

-----はい、こちらはカフェ形式のお店として、かぐらじゅのアップルパイをメインに、いれたてのコーヒーも提供する「パイクイーン」というお店です。
女性のみならず、スイーツ男子も!
おしゃれなお店になってますので、是非二回目のデートなんかで使ってください笑

◆◆◆1回目ではないんですね笑
老舗のかぐらじゅのアップルパイがカフェとして生まれ変わるというのも今の時代にとても合ってますね。

-----そうですね。私自身カフェをいつか立ち上げたいっていう想いが元々あって、かぐらじゅも31年目という節目ですし、今しかないという気持ちでだしました。

◆◆◆山谷さんは元々どんな職業だったんですか?
サービス業とか?

-----電気工事会社の事務だったんです。

◆◆◆えっ?全くの異業種だったんですね!?

-----はい、そうなんですよ。いわゆるOLとういうやつです笑

◆◆◆事務という職種から飲食業•サービス業への転身ってギャップとかありましたか?

-----ギャップというよりも、事務職の経験がとっても活きてるんです。
事務職って電話応対なんかは会社の顔として出るじゃないですか?それは業態が変わってもすごく活かせますし、PCでの処理なんかも前職で会社で経験させてもらっ
て培ったものばかりですし、会社の来社応対などのコミュニケーションなんかも、かぐらじゅに来られるお客様とのコミュニケーションにとても生かされてます。

異業種だから困ったことよりも、前職の経験が活かせることばかりで「事務職で良かったな」って思うことの方が多いですよ!

◆◆◆なるほど~、考え方によっては法人向けのビジネススキルやビジネスマナーってサービス業でいうおもてなしとか、活かせることができますよね。

-----そうですね。個人のお客様と法人のお客様はまたちょっと違うんですけど、とても生かされてます。
それにお客様が法人相手よりも個人の方のほうがダイレクトに言ってくれたりするのでとてもやりがいを感じていて。
次から次へと課題もでてきますし、その壁を乗り越えることを毎日楽しんでます。

◆◆◆壁を乗り越えることって本当に苦しいことなのに、それを楽しむって素敵ですね。
今スタッフは何人なんですか?

-----今は8名でやってます。
みんな、かぐらじゅのアップルパイを愛してくれていて、全員が製造にも関わっていて、最初のリンゴの皮むきからお客様に提供するまでを一緒にやってますので、
自分の子供のように大事にアップルパイを作ってくれているのが本当にとてもありがたいです。

◆◆◆スタッフと山谷さんとがアップルパイという商品へのこだわりだったり、愛情を共有できているってとても良いですね。

-----そうですね。とてもみんなに助けられています!

◆◆◆僕の個人的なイメージになりますけど、「飲食業って労働時間が長い!」とか「立ち仕事で辛い!」とかっていう後ろ向きなイメージを持ってる方も多いと思
いますけど、山谷さんが携わってみて魅力とかやりがいってなんですか?

-----もちろん作ることはとても大変だったりしますけど、お客様が「美味しかったよ!」って言ってくれて、後日またお店に来てくれたりすると喜びに変わ
ります。姉妹店のパイクイーンは立ち上げて1週間しか経ってませんけど、「美味しかったからまた来ますね」って言ってくれたお客様が、既に何度か脚を運んでくれて。本当にとても嬉しいです。

◆◆◆やりがいは、お客様の声なんですね。
従業員の人も製造からお客様の対応までされているということなので、皆さんきっと同じモチベーションなんでしょうね。
どうしても飲食店ってキッチンスタッフはお客様の声が直接届かなかったり、ホールスタッフは調理をしていないので思い入れが足りなかったりっていうギャップも
あるのかなって僕は学生時代のアルバイトの時に感じてました。

-----そうですね、かぐらじゅはそういった意味では従業員全員がとても高いモチベーションを維持できていると思います。

◆◆◆札幌市民1人一回はかぐらじゅのアップルパイを食べたことがある!っていうぐらいにしたいですね。

-----はい、アップルパイにこだわるだけこだわってますので、とにかく皆さんに味わってもらうために、これからもやっていきたいと思ってます。

◆◆◆山谷さん、今日はありがとうございました!

-----ありがとうございました!




山谷さんとお話ししていると、アップルパイへの愛情がとても強くて、アップルパイの話をするととても楽しそうに話をされていました。
仕事を楽しんでいる、毎日輝いているな、というのがとても伝わってきて、お店の雰囲気とアップルパイの味が伝わってくる放送になりました。

また、事務職から異業種への転身ということで、最初は大変だったのかな?と思ってましたが、むしろ逆で、事務職の経験が今の飲食店の経営に活きている!という
ことにとても感銘しました。「どんな職種でも異業種で活かせる部分が必ずある」ということを改めて教えられました。

皆さんもかぐらじゅのアップルパイ、一度是非味わってみては?