「ソフトウェア開発・黒澤さん」さっぽろ村ラジオ トライアロー SAPPORO情報コーナー

2015年02月02日 北海道支店ブログ  コラム

◆◆◆◆本日はインパルス株式会社 黒澤社長にお越しいただきました!
黒澤さん、本日は宜しくお願い致します!

------ありがとうございます。宜しくお願いします。

◆◆◆◆黒澤さん、インパルス株式会社はIT関連の会社ということですが、どういった会社なんですか?

------気づけば立ち上げてから20年が経ちまして、コンピュータを使ったソフトウェア開発をやっている会社なんです。

◆◆◆◆20年も!?すごいですね!では常に時代を先回りしながらIT関連を続けられたんですね。

------先回りできたかわかりませんが(笑)
元々は航空自衛隊出身でして、20代半ばからこの業界ですね。
もうかれこれ、この業界は30年ちょっとになります。

◆◆◆◆30年もみているIT業界はほんとに大きく変わったと思いますがどうですか?

------そうですね。今のスマートフォンや通信の世界は想像がつかなかったですね。
情報通信の世界は他の業界に比べて10年間で1000倍のスピードで進化しているって言われているんです。
だから、昔からモノゴトの受け入れ方は常に変えなければならない業界ですね。
若い方はそういった情報もありますし、仕事で工夫する為の製品がたくさんあるので、それらを活用するチャンスがあっていいなぁと思います。

◆◆◆◆SEやプログラマーの仕事という部分の仕事も変わりました?

------本質は変わってないですよ。
逆に昔の人のほうが、環境が厳しかっただけに創意工夫が必要だったと思います。
メモリーが小さい、スピードが遅いというものを使って(今と)同じ結果をださなくちゃならないんですよ。

◆◆◆◆情報がない中で自分で考えて工夫しなければならない、といことですよね。

-------そうそう。でもそれが楽しかった時代なのかもしれません。
誰もやったことないことに挑戦して達成していく、というのは技術者冥利に尽きますからね。でも昔は一人のヒーローが活躍できましたけど今はチームワークで何か
を成す感じだと思います。
仕事のやり方も多様化してますので、中々昔のように誰かがヒーローになれないというのはありますね。
そういった部分での環境は時代とともに変わってきたなぁと思いますよ。

◆◆◆◆なるほど。今の時代にベテランの方と若い方と一緒に連携していくのに重要なことってなんでしょう?

-------うーん、そうですね。
例えば、人間関係の構築でいえば、職場の中で過ごす時間は人生の大半なんです。
職場でストレスを感じてしまう人は人生の大半をストレスを感じて過ごすことになる。
これって不幸せですよね。職場で連携どこの騒ぎじゃない。

そこで最近思うのは、人生って足し算で生きていく人と引き算で生きていく人の2パターンがあること。

例えば、今日の私のことで言えば、「今日忙しいのにラジオ頼まれてきたよ~、面倒だなぁ」というのは引き算、「今日は新たな経験をさせてもらって、出会いもあってラジオにでて良かった!また何か接点が設けられるかもしれない!」というのが足し算。
同じ境遇でも、足し算にしていく人は、周りからもどんどん足されて返ってくるんですよ。
これってすごくいいことですよね。

でもね、誰しもいっつも足し算じゃないんです。足したり、引いたり、足したり、引いたりを繰り返す。
だからどうせ生きるなら足し算を多くしていった方が、人間関係も職場もよくなるし、人間関係もよくなるし
時代に関係なく、こういったことを個人個人がイメージすることが大切だったりするのかなと思います。

人生って簡単なんですよ。足し算、引き算だけでサイン・コサインとか√とかいりません(笑)


◆◆◆◆面接などでは、どんなところを見ていますか?

-------まず、うまく喋れなくてもいいですね。どこかで習った言葉とか面接用にもってきた言葉
はいらなくで、自分はこう思うんだって思った言葉を聞きたいですね。
この人どういう人なのかな?って目で見てますから。
普段通りの自分を出し切ったほうが印象がいいんじゃないかなぁと僕は思います。


◆◆◆◆一度面接のハウツー本を閉じて、自分の気持ちを考えるということも必要ですね。

------そうですね。時にはそういうことも必要だと思います。
あとは、聴いている質問の受け止め方は重要視してますね。
受け止め方が違うと、意図していることと全く関係ない答えが返ってくるんです。
だから何回か試したりして、それでも同じように答えが違うかどうかを見たりします。

何故かというと仕事を一緒にする上で、困ることなんですよね。
ちゃんと伝えていることが伝わらないことになりますから、わかっていないのかな?ってなりますから。
緊張しているだけなのか、その人のパターンなのかは気を付けてみていますね。


◆◆◆◆なるほど。最後にIT業界に向いている人ってどんな人なんでしょう?


--------難しい質問ですね(笑)
内面的には、時間に追われる仕事が多いですよね。
ですので、約束したことに対して時間を守っていける人。
後は、イレギュラーな予定外のことも起きやすい仕事が多い業界ですから、それらをちゃんと受け入れて前に進める人かと思います。

こう話すと結構多様的な人材が必要なのかもしれませんね。
でも最後は「好きだ」ってことが大切じゃないですか?
「お客様に自分が作ったものを喜んでもらう」とか、「コンピュータが好きだ!」っていうのが一番必要だと思いますね。



黒澤社長の言葉はひとつひとつ重みがあって時間もアッという間でした。
面接についてはテクニックなんかじゃなく、自分自身をいかに出せるかというのが改めて重要だと感じました。

黒澤社長、ありがとうございました!!