皆様の長年のご支援、ご愛顧に支えられ、40周年を迎えることが出来ました。お客様と社員、これまで当社と関わりのあった全ての皆様に感謝申し上げます。

トライアローは1979年に創業し、化学プラント設計事務所として歩みを始めました。
オイルショックに見舞われながらも、日本経済と共に重厚長大型産業からサービス産業へと軸足を移し、人材派遣という新しい働き方に着目して今に至ります。

派遣という働き方が、これまでになかった様な新興産業を支える仕組みであることを発見できたのは、大きな収穫となりました。
携帯電話が普及するにつれ、膨大な無線設備が国中に建設されていきますが、その配備と保守に一役かった社員達がいます。もともと無線を熟知する専門家が世に少ない中で、元はドライバーであったり、サービス業にいたり、異業界のエンジニアであった彼らが、実務に精通することによって頭角を現し、お客様から指名されてプロジェクトの中心的役割を果たすなど、大きく活躍する切っ掛けを掴みました。
人材面から産業の急成長に貢献できた事、今も当社のアウトソーシング事業を引っ張ってくれている社員や、当社を出てからもあらゆる業界で活躍し続ける方々を誇りに思っています。

石油化学プラントが日本の工業にとって重要なインフラであるように、そして携帯電話網があらゆるコミュニケーションのインフラになったように、これからも社会の成長を支える基盤作りに携わって参ります。
この先の人口減少を見据え、地域社会が活き活きと成長するために必要な社会インフラの創造に貢献すること、そのために必要な先端的な技術に進取果敢に取り組んでいくことを目標に、“エンジニアリング回帰” を旗印として事業に取り組んで参ります。

今後とも、なにとぞご支援賜りますよう、よろしくお願いいたします。

平成 31 年 2 月吉日 
代表取締役 保坂 幸治