本格派ショベルカー操作訓練アプリ 「重機でGo」が10万DLを達成しました

2022年05月26日 ニュースリリース  


VRにも対応 現場での実践に注力したアプリです

当社が開発したショベルカーの操作シミュレーションアプリ「重機でGo」が10万ダウンロードを達成いたしました。

「重機でGo」は2019年にリリースしたショベルカーの操作シミュレーションアプリです。スマホで手軽に体験できるiOS版、Android版に加え、VR版(Oculus Quest2、Oculus Quest)の3種類があります。

無料、もしくは有料版でも低価格であるにもかかわらず本格的な重機の操作を体験でき、操作訓練や安全教育に活用されています。それ以外にも建設現場における見学会や各種イベントで一般の方々が重機の操作を体験できる場づくりにも利用されており、一般の方々が建設業界へ興味を持つきっかけづくりといった役割も担ってきました。

「重機でGo」誕生の経緯

「重機でGo」は元々、重機オペレーターの人手不足に危機感を持った福島県福島市の建設会社「寿建設株式会社」の方の声をヒントに製作したものでした。当初想定していた利用者は建設業界で働く方々でしたが実際には、建設業界以外の方が重機の免許取得前の練習に利用したり、災害復旧現場で活躍するボランティアチームが日々の訓練に利用していたりと、業界の枠を越えてその裾野を広げています。

建設業界における人材不足の解決の一助へ

建設業界は時代には関係なく一定の需要があるにもかかわらず、現在では担い手の不足が深刻化している業界の1つであることに加え、他の業界よりも担い手の高齢化のペースが早いことが問題視されています(総務省統計局 労働力調査より)。

熟練した重機オペレーターは操作だけでなく、周囲の安全確認、地盤の固さ、重機へのダメージなど、様々なことを考えながら作業をしていますが、これらのスキルは長年の経験で感覚的・直感的に体得していることが多く、言語化して若い世代に技能を継承するのが困難なケースが多いことが業界全体の課題でした。

こうした技能継承が急務となる中、「先輩の動きを見て覚える」といった指導ではなく、ITやVR技術を活用した技能継承のスキームを確立することで、建設業界の若手不足、人材不足の解消につなげて行きます。

シチュエーションに合わせたオーダーメイドが可能

本アプリは既製品として各種ストアで配布・販売していますが、個社の事情に合わせたオーダーメイドも可能です。より実践的かつすぐに役立つスキルを最短で身につけることをコンセプトとしているので、例えば、実際の環境に合わせた機材や建物、地形をフィールド上に再現して現場での操作感を事前に確認したり、専門の施工を行う特殊な重機をVR上で再現して操作訓練を行うなど、個々の作業者のスキルアップにご活用いただけます。また、実際の現場業務で作業者の連携が求められる場面を模擬したシーンをプレイさせることで、作業者同士の連携強化やコミュニケーション向上を図るなど、組織全体の底上げにつなげることもできます。

重機でGoの概要

公式サイト: https://www.juki-de-go.com/

[スマホ版]操作訓練7種 事故回避トレーニング9種

  • 無料版 重機でGo-ショベルカーLITE- iOS/Android:0円
  • 有料版 重機でGo-ショベルカーPLUS- iOS:120円/Android:100円

[VR版]操作訓練7種 事故事例体験9種 危険予知訓練3種

  • 無料版 重機でGo VR Oculus Quest2/Oculus Quest :0円
  • 有料版 重機でGo VR+ Oculus Quest2/Oculus Quest:190円

※価格は税込です。
※VR版はどの機種を選んでもアプリの内容は変わりません。
※レバーパターンはJISパターン、日立・コマツパターン、三菱パターン、神鋼パターンの4つに対応しています。
※Android版、iOS版、VR版ともに無料版は操作訓練2種のみです。

VR版のスクリーンショット