社内エンジニア向け教育サイト「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」サービス開始

2020年07月01日 ニュースリリース  

トライアロー株式会社は、社内エンジニア向けの教育サイト「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」(以下 ハンズオン・ラボ)をリリースいたしました。

ハンズオン・ラボ トップぺージ

[サービス開発の背景]
リモートワークの普及など、ITを駆使した新しい生活スタイルが出来上がりつつある現在、IT人材の育成が大きな課題となっております。一方、実際に現場で活躍できる技術者になるためには、座学だけでなく、実験室やシミュレーションで実際に手を動かし、試行錯誤しながら理解を深めていく必要があります。また、ネットワークインフラ等に関わる領域では、そもそも現場では失敗が許されないケースがほとんどです。そのような領域で活躍するエンジニアを育てていくためには、失敗ができるシミュレーション環境を準備する必要があります。

[このサービスでできること]
コンテンツ第1弾として「LinuC(LPIC)」取得のためのトレーニングを公開いたしました。このコンテンツでは、サーバエンジニアの入門資格LinuC(LPIC)の出題範囲を対象とし、シナリオに沿って実際にコマンド入力を行いながら、サーバ構築や保守などのシミュレーションを行うことができます。

本サービスはDockerによって構築しております。技術者一人ひとりに個別の仮想コンテナを割り振っているため、セキュアで「思う存分失敗ができる」環境を準備している他、シミュレーション環境自体に手軽に触れられるよう、Webブラウザからアクセスできるようにしております。

また、学習者自身が環境を構築するハンズオンでは、自身がすでに知っているコマンドばかりを試してしまう事も多く、知識が虫食い状態になってしまうことがあります。本ツールではあらかじめ準備されたシナリオを順に進めていくことで、偏りのない体系だった知識を得られるようになっております。
なお、本ツールではログインしている時間だけではなく、実際にコマンドを入力している時間を計測しているため、時間をかけながらもなんとか正解できた問題や、特に迷うこともなく入力したけれど不正解だった問題など、本人も気づいていない得意不得意を見つけ出すことが可能です。苦手な部分を重点的に出題する模擬試験でその部分を再学習することで、受講者のスキルをさらに向上させることが可能です。

[今後の展望]
追加の学習コンテンツとして、機械学習の基礎や、セキュリティエンジニア育成コンテンツを準備しております。また現在はトライアロー社内のエンジニアのみが使用可能ですが、今後は社外のエンジニアへの公開も検討しております。また、本ツールの利用により得られたエンジニアの技量情報や得意不得意の情報を派遣技術者と就業先での仕事のマッチングに活用し、双方にとって満足度の高い仕事の紹介をできる仕組みを検討しております。
このプラットフォーム上で教育コンテンツをさらに拡充させ、スキルレベルの高いエンジニアを増やしていくことで、将来のIT人材不足に人材サービス業の立場から立ち向かってまいります。

<TRI-ARROWハンズオン・ラボ収録コンテンツ>
LinuC 基本編…実務で必要となるLinuxの基本操作を学ぶ(11コース)
LinuC 応用編…LAMPによる環境設定を行うことにより、LinuxでのWebサーバ、データベースの環境構築を学ぶ
LinuC 理解度テスト…LinuC受験のために、苦手部分を中心とした模擬テストを受験する

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