電気・設備業界の平均年収は?

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2016年05月30日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボ。
今回は「電気・設備業界の平均年収は?」と題してお送りします。

転職をするにあたり「どれくらいの給料がもらえるのか」ということは非常に気になることだと思います。
ここでは、電気業界や設備業界への転職をお考えの方に、業界の平均年収の相場や、将来に向けて年収を上げるためのポイントなどを中心にご案内します。

電気・設備業界の年収の相場

電気業界や設備業界の年収相場は、平均で500万円~600万円程度とも言われています。
もちろんこれは平均値ですので、雇用形態(正社員・非正規社員・派遣など)や企業、年齢やスキル、所有している資格などによって違ってきます。
誰でもこれくらいの年収を保証できるわけではありませんので、ご注意ください。

ちなみに派遣の場合は、職種や経歴によっても幅が出るところではありますが300万円~450万円程度が当社求人の傾向となっています。
やはり年収アップには経験を重ねてキャリアパスを形成していることが大前提となりますが、資格取得が有利となる場合もあります。
この業界であれば今後のキャリアを見据えながら、年収600万円以上を目指すこともできる職種です。
例えば国家公務員(一般職員)の平均年収も600万円台と言われていますので、地位次第では電気・設備業界は比較的高収入が期待できる業種と言えるでしょう。

年収を上げるためのポイント

年収を上げるためのポイントは、その業種の経験を積み、
具体的なキャリアパスをイメージすることが大切です。
以下にキャリアパスの流れとして一例をあげてみました。

  • 入社0年目~:現場の経験を積む。
  • 入社5年目~:更に現場の経験を積み、空調設備工事や衛生設備工事などの国家資格である2級管工事施工管理技士の取得を目指す。
  • 入社10年目~:1級関施工管理技士を取得、主任技術者や監理技術者などの管理職を目指す

まずは現場で経験を積みながら、必要な技術や資格を習得していきます。
例えば、管工事施工管理技士の受験資格には一定期間の経験が必要となるため、
働きながら実務経験を積み、試験を受ける流れが一般的です。
最終的には1級管工事施工管理技士に合格し、
主任技術者や監理技術者になるというのが一般的なキャリアパスのイメージです。

ほかには、電気設備の工事や保守、運用を行なう「電気主任技術者」、
電気通信回路の接続や工事に携わる「電気通信工事担任者」などの資格も収入アップに働く場合があります。
入社する企業や業種によって取得する資格に違いがあるものの、
年収アップには資格を取得して管理側に回るというのが、1つのポイントと言えるでしょう。

今後の年収の将来性

ご存じとは思いますが、電気や設備業界は建設業と密接な関係があります。
建設業は工場やビル、病院、駅などさまざま建造物に携わる業種と言えますから、建設業界の動向が設備業界の鍵を握ると言えるでしょう。
そこで、気になる建設業界の動向ですが、安倍政権になってからの景気回復基調や、2020年の東京オリンピック開催決定を受け、建設業界は非常に活気づいています。
それに伴って、電気や設備分野の仕事も需要があがってきており、たくさんの人材を必要としている企業も多くなってきました。
これから就職をする業界として注目される可能性も大きく、現在、将来に渡って期待できる業種と言えるでしょう。

電気や設備業界の年収や年収を上げるポイントについてはご理解いただけたでしょうか。
今後も将来性が期待できる業種とも言えますので、転職の目安として参考にしてみてください。


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