電気・設備分野の仕事内容

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2014年08月29日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「電気・設備分野の仕事内容」と題しまして、電気・設備分野の具体的な業務内容の一部をご紹介したいと思います。

オフィスビルや病院、商業施設などにはいろいろな設備を動かすための電気の供給や、また施設の利用者が快適に過ごすための空調設備や衛生設備が必要です。
そういった設備を設計や施工、維持管理するのが電気、設備分野の仕事。ここでは、具体的にどういった仕事があるのか、また業界の現状を紹介していきます。

建設業とともに需要が高まる電気設備の仕事

電気設備とひとことで言っても、さまざまな施設があります。発電所から工場や一般家庭に送電する設備や通信ケーブルなどもその1つとなりますが、私たちに一番身近なものはビルや商業施設、病院やマンション、住宅の配線などの電気設備。こういった公共施設や住宅の中で利用者が安全に、そして省エネも意識した電気設備の設計から維持、保守に関わっているのが電気設備の仕事です。常に不況だと言われますが、現在は建設事業の需要の高まりとともに需要が非常に高くなっているそうです。

この仕事のキャリアパスのイメージとしては、現場担当者から現場責任者へ、そしてプロジェクトマネージャーへと進むのが一般的なようです。また電気設備設計を行うために必要な資格というのは、基本的にないそうですが、設計許可が必要なものについては、代表となる設計者が1級もしくは2級建築士の資格を持っていることが必要となります。
また電気設備工事に関しては国家資格の第一種、第二種電気工事士、工事や維持、運用、保安の監督ができる国家資格の電気主任技術者があります。
そのほか電気工事施行管理技士や消防設備士なども取得しておくのがおすすめの資格です。

公共施設を快適に利用してもらう空調、衛生設備分野の仕事

設備にもいろいろな分野があると思いますが、公共施設や工場などを快適に利用するために欠かせない、電気設備同様、建設業の需要の高まりとともに需要が高まると言われているのが、空調、衛生設備分野の仕事です。
空調設備は温度や湿度、気流や空気清浄などといった、人が快適に利用したり作業するために大きく関わる4つの要素をコントロールための設備です。
衛生設備というのは、飲用水やトイレの排水といった給排水設備をはじめ、それに付随した浄化槽や消火設備、ガス設備も含めた水を利用する設備の総称だそうです。
こういったものを設計から施工管理まで行うのが空調、衛生設備の一連の仕事です。

こちらのキャリアパスのイメージとしては、まず入社5年前後は現場での経験を積みながら、空調設備工事や衛生設備工事などの国家資格である2級管工事施工管理士の取得を目指し、その後入社10年目ぐらいには1級管工事施工管理士の資格を取得を目指して主任技術者や管理技術者となるというものが一般的なようです。
この管工事施工管理士は実務経験などの条件があるようなので、事前に確認しておくと良いのではないでしょうか。

平成24年度末の政権交代以降や、平成25年9月に2020年の東京オリンピック開催決定を受け活気づいている建設業界とともに需要が高まっている電気、設備分野の仕事。
同じように現場における技術者の増員が急務とされています。
これから就職する業界として注目されるのは間違いないのではないでしょうか。


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