建築・土木分野の仕事内容

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2014年08月28日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「建築・土木分野の仕事内容」と題しまして、建築・土木分野の具体的な業務内容の一部をご紹介したいと思います。

建設業を大きく分けると、建築と土木という2つの分野になります。設計をして実際に建物や施設を建てる。一見するとどちらも同じような仕事に思えますが、それぞれの仕事内容には違いがあります。ここでは、建築と土木の具体的な仕事内容や、現在の業界の状況をご紹介していきます。

ビルや住宅を建てる建築分野の仕事

建築分野の仕事は、大型ビルや住宅などを建てるのが仕事です。
一昔前は、不動産の不況などにより、業界自体も不況で就職も難しいと言われてきましたが、平成24年度末の政権交代以降、国内の景気回復の兆しなどにより、現在は住宅やマンションの売れ行きが好調となってきました。久々に建築業界に活気が戻りつつあると言われています。

そんな建築分野の仕事というのは、建築主からの依頼が発生すると、まずは設計事務所で設計を行い、次に建築確認の申請があり、その後、施工業者が実際の建築を行うというのが大まかな流れになります。建築分野に就職した場合、特に大手ゼネコンの場合はプロジェクトに参加して経験を積み、やがて設計もしくは施工という立場でプロジェクトの責任者となるというのが大まかなキャリアパスのイメージです。

土木の仕事

建設業の中でも、道路や交通関連施設の建設や舗装工事などといった社会基盤に関わるものを建設するのが土木の仕事です。
市場としては政府部門と民間部門に分けられるそうです。

平成22年頃までは金融危機の影響や原材料費の変動などを受け、業界として厳しい状態が続いていました。
しかし、平成23年の東日本大震災以降は、老朽化したインフラの見直しがされるようになったことや被災地での需要の高まり、さらに平成24年度末の政権交代以降は財政政策の中に大規模な公共投資も盛り込まれていることから、緩やかな回復傾向にあると言われています。

土木分野の仕事内容としては、事前の調査、基本設計、本設計。その後必要な申請をして許可を取り、その後着工というような流れとなります。
設計や施工管理の担当として、大手ゼネコンなどで働いている場合は、建築業と同じようなキャリアパスが考えられます。例えば土木作業員の場合は、最初は工事現場での作業や重機の運転などがメインですが、経験を積むことで現場のリーダー、そして書類管理などのデスクワークが中心となる現場監督へというのが一番イメージできるキャリアパスということです。

就業者の需要が高まる建築、土木の仕事

先にご紹介した通り、建築、土木どちらの業界も、現在は回復の兆しが感じられているそうです。
2020年に東京でオリンピックが開催されることが決定した平成25年9月以降は、さらに需要に拍車がかかっていると言われています。
そうなると仕事に携わる人というのもより需要が高まり、建築や土木の分野は、非常に売り手市場となり、給与もより高く、待遇面もどんどん良くなっていくと考えられます。

近年の大手ゼネコンなど建設会社では、新卒採用の際、理系だけでなく文系の学生も採用しているそうです。それほど業界全体として将来を担う若手の育成が急務となっています。
そして、経験の多寡に関わらず、高収入を狙うことが可能という注目の業界になっているということです。


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