プラント分野の転職に役立つ資格について

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2014年08月27日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「プラント分野の転職に役立つ資格について」と題しまして、プラント業界で働く際に有利になる資格の情報をお伝えします。

プラントとは様々な機械、装置を組み合わせ、私たちが生活や経済活動を行う上で欠かせないエネルギーや工業材料などを生み出す産業施設です。また、プラントエンジニアとは、人が生きていく上で重要なプラントを設計、建設し、運用、保守を行う技術者のことを言います。
プラントにも、エネルギー(石油・ガス等)、食品、製薬、化学、セメント等、分野は多岐にわたり、プラントで扱うものによって専門知識が必要となります。専門的な知識とスキルを必要とする分、年収ラインも高めのことが多いようです。また国内だけでなく海外でのプラント製造に携われることもあります。

プラントに関する資格

プラントを運営するには、膨大なマンパワーが必要となります。機械や化学、電気、土木など様々な専門家がプラント運営に関わります。プラントそのものだけではなく、適材適所の配置をするために、人事、労務管理の専門家が必要とされる場面があります。他にも、プラントの周辺住民、自然環境との関わりを維持していくために、自然科学の研究者や弁護士などの人材を必要とする場面も出てきます。
このように、多種多様な人材が必要とされるプラント運営には、自分が担当するプラントの仕組みをきちんと理解する能力が求められます。例えば、知識を身に付けるために、資格を取得するのも有効です。

プラントの設計図などを正確に読み取って作成するために、CADに関する資格を保有していると、転職の際に、有利だと言えます。
また、プラントの建設、運営にあたっては、国内の技術者だけでなく、優れた業績を持つ海外の技術者を招聘することがあります。TOEICなどの資格を取り、英語でコミュニケーションを取れる能力を持っていると、業務をスムーズに進めることができるでしょう。

国内プラントの今後

産業のグローバル化が進んでいることもあり、日本国内での新規プラント製造は減少傾向にありますが、一度作ったプラントは運用や保守点検に関わる人がいないと、優れた働きをしてくれません。国内プラントに関しては、メンテナンスに携わる人材が常に求められています。例えば、プラントの劣化などについては「非破壊検査」により点検が行われます。そのため、非破壊検査技術者技量認定試験などを受験し、知識を身に付けておくとニーズに答えられやすくなります。

新規プラントに関わるなら英語資格を

日本国内での新規プラントの建設は減少していますが、海外に目を向けると、まだまだ発展途上国や資源国がたくさんあり、新規プラントの建設が多く行なわれています。海外で仕事をすることを視野に入れるのであれば、海外で仕事をするためには、英語のスキルをアップさせることも大切です。
さらに、プラント建設のどのような職種に就きたいかを明確にし、その分野の専門用語も含めて英語で意思疎通がスムーズにはかれるように勉強しておきましょう。
さらに、建設するプラントが医薬品、ワクチンなどに関わるものである場合は、医療分野の英語についても習熟しておく必要があります。


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