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UIターン転職の考え時と不安・解決方法
2016年09月05日
前回に引き続き、今回もUIターン転職についてお届けいたします。
UIターン転職は考えているけれど、実行するにあたっては不安を感じるという人もいるでしょう。まずはどんな不安要素があるのか整理し、そしてその解決方法はないのかについて考えてみましょう。
ここではUIターン転職時に抱きがちな不安と、その解決方法についてご紹介します。
UIターン転職を考えるタイミング
UIターン転職を決心する理由やタイミングは人それぞれです。キッカケとしては「親と一緒に住む必要が出てきた」「サーフィンや山登りなどの趣味をもっと楽しみたい」「良い環境で子供を育てたい」「故郷、地方の発展に貢献したいと思うようになった」などが代表でしょうか。しかし、こうしたことをぼんやりと考えてはみても、実際にそこから一歩足を踏み出す人はさほど多くないかもしれません。問題はいろいろと不安を感じてしまい、それを解決する方法についての知識がないからだと考えられます。
UIターン転職にあたって不安になる要素と解決方法
UIターン転職を実現しようとする時の不安要素にはどのようなものがあるのでしょうか。解決方法と一緒に考えてみます。
希望する求人があるか不安
そもそも地方に、自分が希望する求人がどれくらいあるのかがわからないという問題があります。
⇒解決方法は？
今はUIターン転職を扱っている求人媒体が多くあります。前述したセミナーなどに参加して情報を得るのもいいでしょう。人材サービス会社を活用する場合には、地方の優良企業の紹介や相談にも応じてもらえます。まずは多くの情報に触れてみることです。
企業に対するアプローチ方法がわからない
転職して移住したい地方との距離が離れていると、企業を訪問することも気軽にできません。実際に地方に足を運んで何日か滞在して……といったスケジュールを考えると二の足を踏んでしまうという人は少なくないでしょう。先にエリアが一カ所に絞られていればまだ何とかなりそうですが、何ヶ所かに気になる企業が点在している場合は一層大変に感じるはずです。
⇒解決方法は？
まずは現在住んでいる地域にある転職支援や、人材サービス会社の中で、全国的な情報を持っているところに相談してみましょう。地方にある企業の採用担当者と就職希望者が、Skype等を使って面談できるようなサービスを行っています。電話やメールだけでなく、実際に表情を見ながらお互いのコミュニケーションを図る一次面接を行い、感触がよければ実際に訪問して最終面接となることもあります。他には、都市で行われる相談会やセミナーに参加して、UIターンを積極的に受け入れている各社の担当者と話す方法もあります。
住居探しの時間がとれない
特にIターンの場合は、就職した後に住む家や部屋を探す手間がかかります。転職活動とは別に、住居探しのために現地に足を何度も運んだり、そのための時間を確保したりするのも大変です。住んだことのない土地で住居探しをするのは苦労しそうだと思う人もいるでしょう。
⇒解決方法は？
地方の企業の場合、寮が用意されていることが少なくありません。求人を探す時に寮付きであることを条件に入れるのはどうでしょう。また、働き始める前から住居を決めなくても、まずマンスリーマンションなどに住み、ゆっくりと探す方法もあります。
また、今はネットで物件を探せるので、これを最大限に使うことです。不動産会社と連絡を密にとって候補をいくつかリストアップし、現地での内覧は1日でまとめて行うようにすれば、効率的に決められるはずです。引っ越してからじっくり探すために、最初は割りきって狭くてもいいから安い部屋を探してみるのもいいでしょう。
便利な都市部での生活が捨てがたい
UIターンに魅力は感じていても、やはり現在住んでいる地域の生活が便利という気持ちもあるでしょう。普段から利用しているお店や好きな場所があれば、それらと離れて新しい生活を始めるのは躊躇してしまうものです。
⇒解決方法は？
これは実際に現地に行ってみて、現地の魅力を肌で感じてみることです。
都心部から地方への移住であれば通勤ラッシュがない（または少ない）、家賃や物価が安い、自然が身近にあるといった点が主なメリットになるかと思います。
「地元」に帰る場合には、親や友人達とさらに深い関係が築けたり、自身も安心感を得られたりします。また、今まで縁のなかったエリアへの移住を考えている場合は、これまでとは違う新しい環境や人間関係の中での生活が、メリットにもデメリットにもなるでしょう。このような事を考慮した上で、現地での実感として何を思うかがポイントになるかと思います。
また別の見方として今回の移住を最後と決めてしまわず、柔軟に考える事も大切です。すべてが思い通りにいくとは限りません。色々心配していても住めば都という言葉もありますし、さほど重要と思っていなかった事が、自身にとって実は重要だったと気づくこともあるでしょう。
元の都市に戻ることも含め、数年後にまた他の地域に移住・勤務する事を考えるのであれば、全国展開している人材サービス会社を活用することもできます。
すぐにでもUIターン転職したいと思っている人も、いずれは地方へと考えている人も、まずは自分にとっての“壁”は何であるかを考えてみましょう。そして上記を参考に、その解決方法を探ってみてください。
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