35歳限界説はもはや過去!?エンジニアの転職における年齢について

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2015年01月19日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画。今回は、「35歳限界説はもはや過去!?エンジニアの転職における年齢について」と題しお送りします。 転職において重要な鍵となるのが年齢です。一般的に年齢を重ねるほど転職が難しくなると言われていますが、果たしてそれは事実なのでしょうか……。 エンジニアの転職において、年齢にまつわる状況は年々変化しつつあります。ここでは、30代から40代のエンジニアにおける転職の実情をご紹介します。

エンジニアが年齢によって求められるスキル

エンジニアが転職する際、年齢により求められるスキルは変わってきます。いわゆる第二新卒と呼ばれるような若い世代であれば、未経験でも多くのチャンスがあるものです。また、20代の後半くらいであっても、比較的少ない実務経験でも転職が可能なケースが多いようです。

しかし、30代や40代になると、マネジメント経験を持っていることや、大きなプロジェクトの経験などが求められます。 特に求人が多い職種が、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント職です。ただ、コンサルタントとして活躍するには、顧客を超える知識とスキルが必要になります。

つまり、30代、40代の転職では、即戦力になり、かつ高い能力をもって現場をマネジメントする人材が必要とされ、若い頃のように未経験や浅い経験しかない場合は、転職が困難になるのが現実です。

エンジニアという仕事は、スキルと経験の積み重ねがものを言う世界。だからこそ、若い世代を積極的に採用してスキルを身につけてもらいたい、自社で人材を育成して戦力になってもらいたい、というのが企業の本音なのかもしれません。
また、年齢を重ねていても、高いスキルとマネジメント能力を兼ね備えている場合には、転職しやすい傾向が強いようです。

転職成功者の平均年齢は上昇傾向

少し前までは、転職は35歳が限界とも言われており、30代後半、40代での転職は困難とされていました。しかし最近は、転職成功者の平均年齢は上昇傾向にあり、年齢を重ねても転職のチャンスが増えつつあります。

転職成功の平均年齢が上がっている背景として、企業が数年前から第二新卒層を大量に採用するようになったことがあります。そしてその結果、彼らを取りまとめられる人材が求められるようになったのです。
若い世代をまとめるとなると、50代や60代など、年齢が離れすぎた社員が関わるのでは、うまくコミュニケーションが取れない可能性があります。そのため、30代から40代の人材が適任と考えられることが多いようです。

このように、労働環境の変化に伴って転職にまつわる事情も変わりつつあります。つまり、「もう40歳近いから……」などと年齢で転職をあきらめる必要はありません。自分の年齢にあった転職先を探し、あきらめずにチャレンジしてみることが大切ではないでしょうか。


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