中小企業から大企業へ転職できるのか

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2015年01月05日

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「中小企業から大企業へ転職できるのか」と題しお送りします。就職時に技術職で中小企業に入った人はその後、大企業に転職することが可能なのでしょうか。多くの人があきらめてしまうなかで、大企業への転職を果たす人がいます。どのような努力やプランが必要なのか考えてみましょう。

大手企業が求める技術者の能力とは

大企業の多くが中途採用で優秀な人材を求めています。ただし大企業から募集があれば応募が殺到しますので、やはり狭き門であることは否めません。

大企業の中途採用では、非常に高いスキルが求められるため、そのレベルに達することは容易ではありません。
中小企業の技術者として長く業務に携わっている人でも、その技術が大企業では通用しない場合もあります。
また、大企業でのプロジェクトは多くの人が関わります。 中小企業ではまず無い100人以上が関わるような大きなプロジェクトでは、コミュニケーションスキルが重要視されます。
さらに、大企業で正規雇用となった場合、ほとんどが終身雇用になります。 若手から中堅、管理職とステップアップしていけるのか、あるいは技術専門職となった場合には後進を指導する能力があるかなど、大企業ならではの目線で判断します。

派遣社員から正社員雇用に

狭き門である大企業への転職方法の1つとして、派遣社員として働く方法があります。

常用型派遣の場合、プロジェクト単位で大企業からの募集があります。 一定のスキルがあれば、正社員として採用されるよりも敷居は大きく下がります。 そこから大企業での経験を積み、さらにスキルを上げることで正社員採用の可能性は高まります。また、派遣先での評価が高ければそのまま正社員としてスカウトされるチャンスもあります。

他にも、登録型派遣には「紹介予定派遣」という制度があります。 紹介予定派遣とは、派遣先会社に直接雇用されることを前提に、一定期間派遣先会社で就労し、期間満了時に派遣先企業と本人の合意により正社員として雇用される制度です。
紹介予定派遣として働くには、登録型の派遣会社に自分のスキルを正確に伝え、紹介予定派遣を希望すること、希望する企業や業務を伝えましょう。

紹介予定派遣のメリットは、派遣先企業は紹介予定派遣の社員の能力を見定めることができること、派遣社員は仕事や環境が合うかどうかを見定められる点があげられます。 最長6ヶ月の間に社内で評価されれば、そのまま正規雇用になるため、正社員雇用への近道と言えます。

履歴書や面接だけで判断される中途採用への応募より、実際に職場で働いて技術力やコニュニケーションスキルをアピールできる紹介予定派遣の方が転職に有利といえるかもしれません。 面接ではなかなか自分をアピールできない方は、紹介予定派遣も検討するとよいでしょう。


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