中小企業で働くメリット

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2014年06月30日

転職を考える皆様にお届けするトライアローラボコラムですが、今回は、「中小企業で働くメリット」についてです。

前回のコラムでは、あこがれの大企業に入る方法について解説しましたが、今回は、あまり語られて来なかった中小企業に勤めることでしか味わえない魅力について解説していきます。

中小企業に就職するメリットとデメリット

中小企業庁の定義では、中小企業とは、製造業その他では、資本金(または出資総額)3億円以下の会社、または常時使用する従業員数300人以下の会社を指します。
技術職に関連するサービス業では、資本金(または出資総額)5千万円以下の会社、または常時使用する従業員数が100人以下の会社を指します。もちろん、1人の個人事業主や数人の小企業も含まれます。

個々人の裁量権が大きい中小企業

中小企業は人数が少ないため、1人に任される業務の幅は広くなります。分業体制の整った大企業とは異なり、メインとなる業務以外の実務経験も積むことができ、幅広い知識とスキルを身につけることが可能です。
入社して間もない時期から責任のある業務を任されることもあります。

逆に捉えると、業務範囲が広い分1人の負担は大きくなります。企業にもよりますが、残業も自ずと多くなりがちです。
特に人数の少ない会社の場合、1人の退職により業務に支障をきたすこともありえます。
しかし、負担は大きくなりがちですが、経営に関わる意思決定に関与する度合いも高く、幅広いスキルや知識を身につけたい方にとってはやりがいを感じることができるでしょう。

中小企業で心配なこと

中小企業のデメリットとしてもっとも多く聞かれるのが、福利厚生が大手企業に比べて手薄な企業が多い点です。
他にも、人数の少ない企業では、1人の欠勤による業務への支障が大きいことから休暇を取りづらい会社が多いのも事実でしょう。

経営に近い位置で働ける

ただ、大手企業よりも経営者との距離が近いことが中小企業のメリットだといえます。
社員の意見が経営者まで届きやすく、合理性があれば誰の意見でも採用されやすい環境の職場が多い傾向があります。

そのため、社内環境の改善なども行いやすく、声を上げれば自ら改善していくことも可能で、中小企業の経営者や幹部はむしろそういった人材を求めています。
また、1人のパフォーマンスが会社に与える影響が大きいために実力主義の会社が多く、しっかりとした結果を残せられれば早い段階で昇進や昇給が望めるでしょう。

一般的に若い方を中心に大企業への就職を希望する方が多い傾向にありますが、中小企業ならではのメリットもあります。実際に大企業よりも、ベンチャー企業や中小企業への就職を希望する方も一定数おります。
希望する職場環境や待遇、キャリアプランをよく考え、自分に合った就職先を検討することが大切です。


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