【技術者ブログ】ドローン講習会に参加してきました!前編

2017年09月15日 名古屋支店ブログ  その他


秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、
お元気でしょうか。
トライアロー名古屋支店です。

今回のブログはいつもの事務ブロガーに代わり、
技術部で活躍されているSさんに
8/28~8/29に千葉で行われた
社内ドローン講習会のレポートブログを書いていただきました(^o^)/★

前編・後編に分けて掲載いたしますので
どうぞお楽しみ下さいませ!





トライアローが今力を入れているドローン講習会に
8/28,29の2日間に掛けて参加してきました。

場所は千葉県にある
「リソル生命の森」というリゾート施設内。



1日目のスケジュールはだいたいですが
以下の感じです。

・11:25 リソル生命の森 ホテルトリニティ書斎ロビー 集合
・11:30〜12:30 昼食
・12:30〜12:45 座学の講習会場に移動
・13:00〜13:05 講習会の目的、タイムスケジュール等について説明
・13:05~18:00 座学(約1時間ごとに休憩)
・18:00〜19:00 試験
・19:00〜19:05 ドローン事業について説明
・19:05〜19:15 ホテルトリニティ書斎に移動
・19:20〜21:00 夕食(懇親会)
・21:00 解散(割り当てられた部屋へ移動)


1日かけてドローンについて学びます。

座学で学習した内容

●工学
・航空力学:ドローンの種類やどのようにして飛行しているか
・機械工学:ドローンの構造や構成部品の種類について
・電子工学:ドローンに搭載される電子機器について
・無線工学:ドローンを操縦する上で必要な電波/無線通信について




●気象学
・気象:風や急激な気圧変化等、ドローンに影響を及ぼす自然現象について

●法規
・法令:ドローンを運用するものが必ず知らないといけない法律について



◎座学自体について
学習する前はどれだけ専門的な内容なのかと戦々恐々としていましたが、
思ったほど深い内容ではなくテキストも解りやすい内容でしたので、
勉強そのものが大嫌いな自分でもすんなり頭に入りました。

◎航空力学について
ヘリコプターやマルチコプター
(これをドローンと一般的に呼ぶらしい)が飛ぶ原理を主に学習しました。
プロペラの回転が1方向のみだと
プロペラの軸を通じてつながっている機体は逆回転する為、
もう1枚プロペラ付け逆回転(反時計回り)させて機体を安定させるそうです。
知らなかった・・・


◎機械工学について
ドローンの構造や構成機器の種類/役割は
どのようなものがあるかを主に学習しました。
電子機器やプロペラ、
それを回すためのモーター、バッテリー、
カメラ等色々なものがあるんだなと。

◎電子工学について
フライトコントローラ、GPS、気圧計、バッテリーなどの電子機器について学習しました。
ドローンはバッテリーが満充電から
30分程度で残量が無くなるほど消費電力が高いそうです。
ちなみにバッテリーは家庭用コンセントで充電できます。



◎無線工学について
主に無線通信で使われる周波数帯や影響について学習しました。
ドローン本体と手元の操縦器(プロポ)は無線通信で
2.4GHz帯を使用しているそうです。
身近なところだとスマートフォンのWi-Fiで2.4GHz帯を使用しているので、
電波干渉し切断されてしまい本体制御不能!なんてことにもなるそうです。
また高圧電線がある所やマイクロ波を出している電波塔に近づくと
ドローン自体が誤作動を起こすということも教わりました。
マイクロ波、怖い。

◎気象学について
自然現象がドローンにどのように影響を及ぼすかを学びました。
高気圧/低気圧時の風の流れ、
上昇気流(サーマル)が発生しやすい箇所等、
ドローンが受けるであろう風や気圧の変化など
天候にも注意しないといけないですね。
突風が吹いたらドローン吹っ飛んで危険極まりない。


◎法規について
ドローンを運用する上で
必ず守らなければいけないことを学習しました。
免許制なのは皆さんご存知と思いますが、
飛行禁止区域が設定されているそうです。

国土地理院のホームページにマップがありますが、
人口密集地帯はほぼ飛行禁止区域ですね。

■URL:http://maps.gsi.go.jp/
※情報→全てタブの他機関の情報→人口集中地区
(自分の家の近くは飛行可能エリアだけど私有地(田んぼ)だし…)



試験ですが、20問中12問以上で合格です。
睡眠学習してなければ問題ないですね。

ちなみに私は19/20問でした。




後編につづく・・・