夏といえばやっぱり花火☆

2015年08月11日 北海道支店ブログ  コラム

こんにちは!
北海道の短い夏を楽しんでいますか!?

夏といえば花火!
もう花火大会に出かけたという方もいると思います。

今回は日本人なら誰もが見入ってしまう花火について豆知識を紹介したいと思います!


・花火のルーツは実はイタリア!
花火のルーツは「狼煙(のろし)」だと伝えられています。しかし、今のような色鮮やかな花火はルネサンスが興った
14世紀のイタリアで、キリスト教の行事にあわせた見世物として始まったと言われています。
日本には安土桃山時代の後期、天正17年(1589年)7月に伊達政宗が花火を鑑賞したという記録が残っています。
その後、江戸時代の慶長18年(1613年)8月にイギリス国王のジェームス1世の使者が、現在の静岡県にあった
駿府城を訪れた際に、徳川家康に花火を見せたのをきっかけに、日本全国の諸大名を通じて広まったそうです。

・花火の色は何で決まる?
花火は使われている火薬の燃焼温度が高いほど明るく光ります。そして色は「色火剤」が燃える事で発色します。
学校で「炎色反応」という実験をしたことを覚えていますか?金属片や金属粉を燃やすことで発生する炎の色で、
含まれている金属元素を確かめる実験です。
花火の色は炎色反応の原理を応用して作られています。たとえば、赤系なら「炭酸ストロンチウム」、青系なら
酸化銅などが使われています。星くずのようにキラキラと光るのはアルミ、金色に輝く花火にはチタニウムなどが
使われています。これらの色火剤を組み合わせることで、多様な色を作りだしています。最近の流行りはミント
グリーンやパステルピンクなど、淡い色が登場しており、新作花火で使われています。

・花火はどこから見ても同じ?
色々な角度から観賞される花火ですが、どこから見ても同じに見えるそうです。球体の花火玉が爆発し、均一に
飛び出すからだそうです。ただ、最近よく見るハートやスマイルなどの形の花火は見る角度によって見え方が
異なります。

・日本の花火は世界一!
日本の花火は世界一精巧で華麗だと言われています。
日本の花火のしくみはまるい球状で、星という小さな球状火薬が内側に並べられています。しかもこの星は、
かわり玉のように違った色の出る火薬が層になっています。その星が中央の割り火薬の爆発力で四方八方に
飛ばされ、光の色を変えながらまんまるに咲いて消えます。
これに対し、外国の花火は色の変わらない円筒型で変化に乏しく、立体感に欠けます。こんなに美しい日本の花火は、
世界に認められアメリカをはじめ80余国に輸出されているそうです。

・スターマインってどういう意味?
花火大会のプログラムによく書かれている「スターマイン」。これは速射連発花火のことをさしますが、この単語自体は英和
辞典に載っていない、和製英語だそうです。「スターマイン」、直訳すると「星地雷」と言いますが、なぜスターマインと
言われるようになったかは諸説あって確かな事は分らないそうです。ただ、スターマインと言う言葉が定着する前、この
種類の花火は「菊畑」と呼ばれていたようです。

・花火はなぜ夏に行われる?
夏のイメージが強い花火。でもなぜ夏に集中して行われるのでしょう?それは、川開きの時に花火が使用された名残と
言われています。川開きとは、川涼みの開始を祝って行われる行事で、江戸時代、隅田川では陰暦5月28日から3ヶ月間
が夕涼みの期間とされ、その初日に行われていました。そこで花火が使用されたのがはじまりのようですね。


いかがでしたか?
花火について色々知っていると、また見方も変わってきますよね。
ぜひ周りの人達にもこの豆知識を教えてみてくださいね!
より一層花火を楽しめると思いますよ☆