「元サッカー選手→NPO代表・芳賀博信さん&スタジアム運営・福田和由さん」さっぽろ村ラジオ トライアローSAPPORO応援情報コーナー

2015年03月06日 北海道支店ブログ  コラム

こんにちは、トライアローの森です!

今週のさっぽろ村ラジオのゲストは元コンサドーレ札幌 主将、NPO法人セカンドサポート
理事長の芳賀 博信様と合同会社RODAホーダの代表社員福田 和由様にお越しいただきました!

プロサッカー選手だった芳賀さんと多目的スタジアム ホーダを運営している福田さんから、スポーツを通して伝えたいことなどお聞かせいただきました。



◆◆◆今週のゲストは、元コンサドーレ札幌 主将、NPO法人セカンドサポート代表の芳賀 博信さんと合同会社RODAホーダの代表社員福田 和由様にお越しいただきました!
宜しくお願い致します!!

芳賀さん:こんにちは!
福田さん:はい、こんにちは!


◆◆◆早速ですが、福田さんにお聞きしたいのですが、RODAはどのような会社なんですか?

福田さん:そうですね。滝川市内に屋内のスポーツレンタル施設を運営してまして、フットサル、テニス、バドミントン、球技以外にもダンス、ヨガ、エアロビクスそういった分野のスタジアムになりまして、レンタルで利用していただいてます。




◆◆◆様々なスポーツの多目的スタジアムなんですね。

福田さん:そうですね。サークルですとか社会人の方々も含めて利用してもらってます。




芳賀さん:そこ(RODA)で僕が毎週火曜日に「芳賀塾」というのを今やらせていただいてまして、北空知の子供たちがちょっとでもサッカーがうまくなってくれたらな、ということで活動させてもらってます。


◆◆◆そうなんですね。福田さんが運営されてるRODAスタジアムで「芳賀塾」をされていると。
具体的に「芳賀塾」ではどんなことをされているんですか?

芳賀さん:3月3日に塾に入る子供のセレクションを行いまして、13人くらいきてもらって10名合格しました。
また3ヶ月後くらいにセレクションをするんですけれども、そこでまた子供たちが切磋琢磨してくれたらなと思ってます。
あと、子供たちからはお金をいただかないで、北空知の企業様に応援していただくという形でやらせてもらってます。


◆◆◆何歳位まで子どもが対象になっているんですか?

芳賀さん:ゆくゆくは小学校4年生~中学3年生で最大でも20名くらいでやりたいと思ってます。
今は中学1年生、6年生、5年生ですね。


◆◆◆何故対象がその年齢層なんでしょう?

芳賀さん:うーん、もちろん小さい子もみたかったんですけど、僕一人では見きれないというのと、一番重要な年代が小学校高学年から中学生だと僕はみているんですよ。
高校に行くと、活躍の場だったり、指導者もたくさんいるんですけど、中学生なんかは、部活に行ったり、クラブチームに行ったりとどっちつかずの子供もたくさんいたりして、一番重要な時期なのに、中々良い指導が受けれていない現状もあるんです。


◆◆◆では、高校に行くまえに、より本格的な指導をすることがサッカーのレベルを上げるということですね。

------そうですね。なので、スクールというよりは、「塾」といった意識できてもらってます。


◆◆◆では、マンツーマンでの個人指導だったり、チームビルディングを一般的な指導よりもプロの目線で細かく指導されているんですか?

芳賀さん:そうですね。


◆◆◆それは子供たちにとってすごくいい経験になりますね。
北空知の子供と札幌の子供に違いなんかはあるんですか?

芳賀さん:札幌の子に比べると自己主張はあまりしてこないかもしれませんね。
優しすぎるというか。
聞きたいことがあっても聞いてこないってこともありますし。

サッカーに関しては、プレー中は主張をしないといけないスポーツなので、そこはどんどん変えていきたいと思っています。しいては、サッカーだけでなく、普段の生活にもそういったところを活かしてもらえたらなって思ってます。


◆◆◆自己出張に臆病になってしまう子もいると思うんですが、そういった子に対してはどんな指導してるんですか?

芳賀さん:やっぱりサッカーがうまい子は自信もあるし、自己主張できるんですよね。
そこで自己主張をしない子はなんでできないのかな?って考えた時に、自分に自信のないとか、優しい性格とか色んな理由があると思ったんですけど。でも「自己主張しないと損するよ!」ってことの方が大事。
子どものうちに自分のことをしっかり相手に伝えることを教えていきたいと思ってます。


◆◆◆コンサドーレ札幌などプロチームの選手は自己主張がすごそうですね。

芳賀さん:もちろんぶつかり合いもありますけど、でもその中で、コミュニケーションとかディスカッションが生まれてくるんです。それから初めて「すり合わせていく」っていう作業が発生するんですよ。


◆◆◆そうやってチームが強くなっていくんですね。

芳賀さん:そうですね。戦術もあるので、個々の意見をぶつけ合って、一番いいものを考えていく。


◆◆◆では、そういうところでコミュニケーション能力なんかが必要になってきたりするんですね。
芳賀さんは現役時代キャップテンでしたけど、どんな役割を担っていたんですか?


芳賀さん:さっき話したような、どういう方向でみんなの考えを落とし込んでいくか、主張し合いすぎても話しがまとまらないので、どういう意見が一番チームにとって良くなるのか考えて動いてました。


◆◆◆サッカーは技術面が優先されそうですけれども、そういった意味では精神面って本当に大きいですね。

芳賀さん:どちらかと言うと、サッカーはメンタルのスポーツだと思いますよ。
プロの選手はみんな自己の出し方が色々ありますけど、必ず熱いものを持ってますね。




◆◆◆そうなんですね。「芳賀塾」は滝川市のRODAスタジアムでされてますが、福田さんはRODAを作ったきっかけって何かあるんですか?

福田さん:そうですね、芳賀さんと出会って滝川とか砂川に来てもらって子供たちにサッカーを教えてほしいと言っても、中々呼べる施設が無かったんです。
そういう話を芳賀さんとしていた時に、芳賀さんから「自分で施設作ればいいんじゃないですか?
本気なんですか?」って内容の事を言われたんです。
それで数か月後、施設を作って芳賀さんに連絡しました。

芳賀さん:そういう施設を作りたいって言う人は結構いるんですよ。
でも実際には作る人はほとんどいない。なので、「もしそういう施設を本当に作るんであれば全面的にご協力させていただきます」という話をしたのは覚えてます。


◆◆◆たしかに、やりたいということは簡単に言えますけど、実際に施設を作って運営していくっていうところまでは中々できないですよね。労力も使いますし、色んな人とも接していかなければなりませんもんね。

福田さん:でも、そのおかげで色んな方々と出会えたので本当に良かったです。
感謝してます。


◆◆◆そうなんですね。人と人の繋がりは本当に大切ですね。
あと、芳賀さんはブラインドサッカーのチーム「ナマーラ北海道」も昨年作りました。
今、選手層はどんな感じですか?

芳賀さん:若い方から50代の方まで幅広いです。
視覚にハンディがある人も体は動かしたいですし、みんな楽しんでやってます。
「同じ環境で同じ仲間とスポーツをやっている」というのは大きいと思いますね。


◆◆◆今後はどのような活動予定されているんですか?

芳賀さん:一応ブラインドサッカーをやる為の環境というものは作れたので、今後はどうしていくか色々課題はあります。
展開としては、6月には日本選手権があります。これは日本のブラインドサッカーチームが東京などに集まってトーナメント式で対戦をします。一発勝負ですね。
9月には北海道と東北、北信越リーグに参戦できたらなって思ってます。
北日本という括りで、リーグ戦になると思います。

公式試合にでることになるので、選手には色んな衝撃を受けてもらいたいと思ってますね。
「僕らも頑張っていたけど、もっとすごい人がいる」っていうのを感じてもらえたらな、と。
それが経験になると思ってます。


◆◆◆芳賀さん自身、現役時代に衝撃を受けたりすることが経験に繋がったりしましたか?

芳賀さん:もちろんありました。外国人にも日本人にもすごい選手はたくさんいますから。
自分がそういう選手を肌で感じて、どうすべきか、なにが足りないのか「考える」ということが生まれるんですよ。


◆◆◆自分が体感することで、見えてくる目標はありますよね。
自分だけで設定する目標では限界があるというか。

芳賀さん:そうですね。ナマーラ北海道の選手も試合が増えれば意識も変わるでしょうね。
彼ら(選手)がどう意識が変わっていくか楽しみです。


◆◆◆ブラインドサッカーを通して何を伝えたいですか?

芳賀さん:そうですね。
北海道に限らずなんですけど、ブラインドサッカーなどが全国で見る機会が増えてきたら、2020年の東京オリンピックとパラリンピックも大きく変わると思ってます。
東京での開催ですけど、日本の大会ですからね。
日本全国で活動してみんなで盛り上げていかないと。


◆◆◆オリンピックやパラリンピックの開催の為に、自分たちにもできることがあるんだな、っていうのを感じますね。何か自分が携わりたいという方はNPO法人セカンドサポートを通して芳賀さんに連絡をすればいいですか?


芳賀さん:はい、色んな活動でも選手として動きたい方でも良いですので、ご連絡お待ちしてます。




◆◆◆リスナーの皆さんも気になる方は是非ご連絡してほしいですね。
芳賀さん、福田さん本日はありがとうございました!!

芳賀さん:ありがとうございました。
福田さん:ありがとうございました。


芳賀さんと福田さんの出会いから、たくさんの子供たちが本格的にサッカー学べる場が増え、多くの人への喜びに繋がったお話しを聞いて、人と人の繋がりが、色んな可能性を生むんだな、といことを強く感じました。
また、プロサッカー選手だった芳賀さんの「プロ意識」をあらゆる会話の中で随所に聞くことができ、まっすぐで強い意志や考えにとても圧倒されました。
「芳賀塾」、「ナマーラ北海道」「ホーダスタジアム」を通して、お二人の益々の活躍を応援していきたいと思います。

芳賀さん、福田さん、ありがとうございました!!